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Linuxカーネルの保守性向上のためのツール(LKDTT)を、USENIXにて発表

お知らせ - 07.04.13

Linuxカーネルの保守性向上策として取り組んでいる、クラッシュダンプツールをより強力なツールとし、実運用環境において稼働するシステムのデバックツールとしての機能を高めるため、周辺のドライバを改良する手法を提案し、2007 年2月12〜13日にサンノゼで開催されたUSENIX 2007 Linux Storage & Filesystem Workshop 〜 IO Trackセッションにて、「Reinitialization of Devices After a Soft-Reboot」と題して発表しました。

このほど、USENIXのホームページから上記提案内容が公開されましたので、上記ツール開発者であるフェルナンド社員(オープンソース事業部所属)の発表資料とあわせてご紹介します。

発表の概要

Linuxカーネル内部で発生した障害の解析に用いるクラッシュダンプを取得するためのkdump機能においては、ダンプ取得用に別カーネルを起動し、各デバイスを初期化しなければならない。しかしながら、クラッシュ発生時点ですでにデバイスが暴走している場合には、初期化に失敗する可能性がある。 本稿では、初期化できないデバイスのブラックリストを作成し、それに基づいてLKDTT(Linux Kernel Dump Test Tool)と呼ぶツールを用いてドライバを改良する手順を示した。また、初期化が成功する確度を更に高めるための手法としてデバイスリセット、もしくはデバイス設定リストアを行う際の新しい方式を提案した。

詳細については、以下のURLを参照下さい。

【USENIXについて】

USENIXは、1975年に"Unix User Group" というユーザーグループを起源として設立された団体で、当初はUNIX関連のシステムの開発や研究を目的とした活動が中心であったが、その後その活動範囲を広げてOS全般に関わる開発、研究なども対象として活発に活動をしている団体である。