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フェローのご紹介(三宅 功)

フェロー:三宅 功 工学博士、CISSP, CISA - 通信基盤の研究開発に大きく貢献!現在はセキュリティに注力

日本電信電話公社(現NTT)入社後、武蔵野電気通信研究所にて、一貫して高速・広帯域パケットネットワークおよび関連システムの研究、開発、実用化に携わった後、2003年より2007年6月まで当社代表取締役社長を務めました。その後、NTTサービスインテグレーション基盤研究所所長、NTT情報流通基盤総合研究所所長を経て、2011年から2018年まで、再び当社代表取締役社長を務めました。そして、当社相談役を経て2020年より当社フェローに就任しています。
経営に携わるようになってからも各種論文発表や講演活動を精力的に行い、現在は筑波大学 人工知能科学センターの客員教授も務めています。

現在当社コラムで下記連載中!

サプライチェーンの情報セキュリティマネジメント

これまでと現在の私の取り組み

NTTサービスインテグレーション基盤研究所所長時代

NTTサービスインテグレーション基盤研究所において、次期マネージドIPネットワーク(NGN)を活用してさまざまなマルチメディアサービスを提供するためのサービスデリバリープラットフォーム(SDP)の検討およびマルチメディア品質保証制御などの研究開発を推進していました。

NTT情報流通基盤総合研究所所長時代

NTT情報流通基盤総合研究所において、アクセス系からコアネットワーク系までの基盤システム開発のR&Dマネジメント、および新たなサービス提供に向けてのクラウド基盤システムのプロトタイプに関する研究実用化マネジメントを行っていました。

NTTデータ先端技術株式会社代表取締役時代

公共系、金融系および大手法人系ユーザに向けてのIT基盤構築および新技術(クラウド、SDN, ビッグデータ, AIなど)を活用したシステム構築ビジネスを推進し、7年間で売り上げ規模を3倍、社員数1200名の会社に育てました。特に、情報セキュリティマネジメント、サイバーセキュリティ関連ビジネスに関して、公共系、金融系および大手法人系ユーザに向けてのセキュリティコンサルティング、セキュリティ診断・監視、およびインシデントレスポンスサービスの顧客およびサービスメニュー拡大を指導し7年間で売り上げを約2倍に拡大しています。

2015年5月~現在

CISSP(米国ISC2の公認セキュリティスペシャリスト資格、2015年取得)、PCI DSS QSA(クレジットカードセキュリティ 公認セキュリティ監査人資格、2017年取得)CISA(公認情報システム監査人)などの専門家資格を取得するとともに、主に経営層に対するセキュリティマネジメントコンサルティングを実施しています。

今後取り組んでみたいこと

三宅 功

ディジタル時代のサイバーセキュリティマネジメントはどうあるべきか?など、新しいIT環境に対応したITガバナンスの視点での情報セキュリティマネジメントを、システム論的な視点での体系化を図るとともに、人材が不足していると言われて久しいサイバーセキュリティ人材、特に幅広い視野に立ったセキュリティマネジメント人材の育成を図っていきたいと考えています。ITガバナンスとは、企業戦略を最適化するためにITを活用することですが、一方でITに依存することで情報セキュリティなどのリスクが高まります。経営陣はこの両者をバランスよく運営する必要があります。このためには、IT技術に精通しつつ、経営的視点も取り入れたマネジメントシステムが必須になります。我が国では2000年代初頭からISMSに積極的に取り組み、一定の成果を上げてきました。しかしながら昨今のディジタル技術の急速な発展、企業活動の一層のグローバル化などから、ITガバナンスに関する考え方、手法も大きく変化しつつあります。従って、技術の変化、企業環境の変化に対応した、次世代の情報セキュリティマネジメントシステムをどう構築すべきかを中心に調査、研究を行っています。具体的には、新しいIT技術(クラウド、AI、Big Data, 量子コンピュータ、量子暗号、5/6Gなど次世代通信技術など)が今後の企業活動に与えるインパクトを調査しつつ、そのセキュリティリスクマネジメントがどうあるべきか?研究、提言を行っています。

略歴

~研究者の時代~
1980年~ NTT(当時電電公社)武蔵野電気通信研究所 入所
基幹交換研究部 交換方式研究室、トラヒック研究室
トラヒック理論、高速パケットNW設計法などを研究、工学博士
~プロジェクトマネージャの時代~
1991年~ 交換システム研究所 主任研究員~研究部長
新ノード開発プロジェクトPM、ITU-T国際標準化担当
(主にATM 交換機、キャリアVoIPシステム)の開発実用化
~経営者の時代~
2003年~ NTTデータ先端技術(株)代表取締役社長
2007年~ NTTサービスインテグレーション基盤研究所所長
2009年~ NTT情報流通基盤総合研究所所長
2011年~ NTTデータ先端技術(株)代表取締役社長, JASA副会長
2015年~ CISSP (CertifiedInformation Security Specialist) 取得
2017年~ PCI DSS QSA(Qualified Security Assessor)取得
2018年~ NTTデータ先端技術(株)相談役、最高技術顧問
2019年~ CISA(Certified Information Systems Auditor)取得
2020年~ NTTデータ先端技術(株)フェロー

活動履歴(論文、講演、委員、受賞など、著書、資格)

論文発表

  • 岡本司、三宅功、矢守恭子、田中良明“最低帯域条件を有する企業ユーザ向け帯域確保サービスの設計法”電子情報通信学会論文誌B、Vol.J100-B, No.3, 2017年
  • 岡本司、三宅功、矢守恭子、田中良明“最低帯域条件を有する企業ユーザに対する帯域確保サービスの効用最大化” 電子情報通信学会論文誌B、Vol.J94-B, No.3, 2011年
  • Kou MIYAKE, Hideyo MORITA, Keishi HABARA,”(Invited Paper)Content Delivery Services as the Killer Application for the Broadband IP Networks”, IEICE Trans.Com.,Vol.E86-B No.6 2003
  • 三宅功, “ブロードバンドIPネットワークの技術展望,” 電子情報通信学会誌, Vol.85, No.5, pp.325-332, 2002.
  • 三宅功, 井上一郎, “広域IPネットワーク技術の展望と標準化,” 電子情報通信学会誌, Vol.83, No.4, pp.263-275, 2000.
  • K.Miyake, Y.Takagi, M.Matsumoto, ”Distributed network architecture applied to mobile networks, WTC 2002, 2002
  • S.Nagata, N.Morita, H.Noguchi, K.Miyake, “An analysis of the impact of suspending cell discarding in TCP over ATM,” IEEE INFOCOM2000, Vol.3, pp.1147-1156, 2000

他多数

招待講演など

  • 「DX時代に求められるITガバナンスと情報セキュリティ」(関西KISS講演会講演)、2020年2月
  • 「経営層が理解しておくべきディジタル時代のサイバーセキュリティ」(McAfee MPOWER講演)、2019年11月
  • 「Deployment of 5G in Japan and Cybersecurity Issus」(2nd Japan-India Indo-Pacific Forum at JIAA)、2019年10月
  • 「30年後の世界 -ディジタル時代のダークサイド」(電子情報通信学会CTEC講演会講演)、2019年10月
  • 「地政学的に見たサイバーセキュリティの現状」(科学技術と経済の会講演)、2019年5月 ※科学技術と経済の会12月号に講演録掲載
  • 「100年後の社会的課題解決に向けた情報通信技術開発の方向性」(電子情報通信学会総合全国大会、ジョイントシンポジウム招待講演)、2019年3月
  • 「シンギュラリティとAI」(平成30年 電子情報通信学会ソサエティ大会、通信ソサエティ特別講演)、2018年9月
  • 「経営視点で考える情報セキュリティの課題」(日本セキュリティマネジメント学会全国大会、基調講演)、2016年6月
  • 「サイバーセキュリティの動向―企業はどうセキュリティリスクを回避するか?」(CIAJ 一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会 招待講演)、2014年9月
  • World Telecommunication Congress 2012, General Chair  2012年3月

他多数

委員など

  • 2009年~2011年 電子情報通信学会 編集理事
  • 2014年~2015年 電子情報通信学会 通信ソサイエティ会長

この間、ITU-T SG-13(ブロードバンド国際標準化)日本メンバ、TTC第2部門第5専門委員会委員長(B-ISDN/ATM標準化)、MSF(Multi Service Switching Forum)ボードメンバ、フラウンホーファー研究機構外部ボードメンバなどを歴任。

現在

  • 電子情報通信学会フェロー
  • IEEEシニアメンバ
  • 日本セキュリティ監査協会副会長(2011.7より)
  • 筑波大学客員教授(2019.6より)
  • 大阪大学招聘教授(2019.4より)

受賞

  • 1986年 篠原記念学術奨励賞
  • 2008年 通信ソサイエティ活動功労顕彰状
  • 2009年 電子情報通信学会フェロー

著書

  • 「B-ISDNの基盤技術」(リアライズ理工センタ、1994年)
  • 「絵ときATMネットワーク・バイブル」(オーム社、1995年)
  • 「次世代ネットワークサービス技術(未来ネットシリーズ)」(電気通信協会、2000年)
  • 「ユビキタスサービスネットワーク」(未来ネットシリーズ)」(電気通信協会、2003年)
    以上 共著
  • 「新情報通信概論 第2班」(電気通信協会 2011年)監修
  • 「OMA標準テキスト」(リックテレコム、監訳、2010年)
  • 「中国の情報通信革命」(エヌティティ出版、監訳、2011年)
  • 「CxOのための情報セキュリティ」(ダイアモンド社、2016年)

資格

  • 2015年 CISSP,(ISC2認定情報セキュリティスペシャリスト)
  • 2017年 PCI-DSS QSA(PCI-DSS認定 情報セキュリティ監査人)
  • 2019年 CISA(公認情報システム監査人)

専門分野

  • 通信トラヒック理論
  • 通信ネットワークアーキテクチャ
  • IT基盤システムアーキテクチャ
  • 情報セキュリティ