現在地

フェローのご紹介(OSS/DB分野)

鈴木 幸市

オープンソース/データベース分野 フェロー|鈴木 幸市 IT技術基盤を強固にし、よりよい社会作りに貢献

NTTデータ先端技術・フェローの鈴木幸市です。
現在は読み書き双方の性能のスケールアウトが可能なデータベースクラスタ「Postgres-XC」の開発に取り組んでいます。
ITにおけるデータベースの重要性は増すばかりですが、何台ものデータベースサーバを組み合わせて書き込み読み取り双方の性能を向上させるのは容易ではなく、商用製品でもほとんど例がありません。この技術を確立すると共に、オープンソースプロダクトとして広く使っていただくようにするのが私のミッションです。
IT技術基盤を強固にし、よりよい社会作りに貢献すると共に、ITプラットフォームのリーディングカンパニーである当社の果たすべき役割を支えていきます。

これまでの業績

プロフィール・経歴

経歴
1977年 日本電信電話公社入社(横須賀電気通信研究所)
  1984~1991年 ISO/JTC1/SC2委員(文字符号標準化)
1988年 NTTデータ通信 株式会社(当時)開発本部
  1988~1989年 文字フォント普及開発センター技術委員
  1991~1993年 マサチューセッツ工科大学客員研究員
1994年 株式会社NTTデータ ネットワーク事業部(UniSQLプロジェクト)
1996年 株式会社NTTデータ UniSQL事業推進部
2001年 株式会社NTTデータ ビジネス開発事業本部
2002年 NTTデータ先端技術株式会社
ひとことインタビュー
鈴木 幸市
Q1.好きな休日の過ごし方を教えてください。
音楽(地元オーケストラの団長をしています)関係で過ごしています。練習している時が楽しいです。
Q2.ご自慢のこだわりの逸品・趣味について教えてください。
趣味は音楽(オーケストラ活動)。家族全員演奏活動をしていて、趣味が分かち合えるのがうれしいです。(時には厳しいダメ出しもありますが)。
Q3.子供の頃には○○○になりたかった・・・
職人さんにあこがれてました。
畳職人や近所の木工場の仕事など、飽きずにずっと見ていたものでした。
Q4.今の研究を始めたキッカケ、実は・・・・。
データベースを始めたのは、Unixの日本語処理をやっていた頃、さるメジャーデータベースをUnixに移植して日本語化しろといわれたのがきっかけです。
Q5.今までで一番恥ずかしい失敗はなんですか?
学生の頃、飲みすぎて電車を数百キロ乗り過ごし、次の日の実験がキャンセルになってしまったことがあります。・・・お恥ずかしい限りです。
Q6.今までで一番感動/感激した出来事・瞬間は?
子供が成長してだんだん一人前になりつつあり、家族で趣味や価値を共有できるようになったことかしら。月並みですが。あとは、今のプロジェクトの効果が検証できて世に問えるようになったことでしょう(構想から8年くらいかかりました)。
Q7.私にとって、この世で一番大切なものは○○○である。
「家族」と「自分らしさ」でしょう。
Q8.後進に伝えたい一言をお願いします。
思い入れを持って仕事に取り組んでください。長い視野をもって自分に何ができるのか、何をすべきなのかを自問自答しながら、諦めずに取り組めばできないことはないはずです。

これまでの業績

これまでに関係した主な成果、プロジェクト
  • ISOにおける国際文字符号標準化(1984~1991)
  • Unixにおける拡張Unix文字符号の提案(1987)
  • Oracle V5 Unix移植、日本語化(1987)
  • 平成明朝体フォントの開発(1988~1989)
  • UniSQLオブジェクトリレーショナルデータベースの開発(1990~1998)
  • Linux障害解析技術の開発(2004)・PostgreSQL 64ビット化(2005)
  • PostgreSQL更新ログ改善(2007~現在)
  • PostgreSQLの共有ディスクを用いた高可用技術(2007)
  • PostgreSQL高速フェイルオーバ技術(2008)
  • Postgres-XC クラスタ(2003~現在)
著書
  • RDBMS解剖学(鈴木、藤塚), 2006, 翔泳社
  • オブジェクト指向データベース入門(キム著、増永、鈴木監訳)1996, 共立出版
  • 実践TCP/IPネットワーキング(イウッド著、鈴木訳)1999, プレンティスホール出版
  • Windows95ネットワーク接続ガイド(シーマ著、鈴木訳)1996, プレンティスホール出版
  • データベース白書(2002~2004)編集委員
主な記事、講演など
  • Postgres-XC, Write-scalable, synchronous multi-master PostgreSQL cluster with shared nothing approach, 2010, PGCon 2010(Ottawa, Canada)
  • Read/Write scalability and transaction management in Postgres-XC, 2010, CHAR(10)(Oxford, UK)
  • Linuxのダンプ機能は「必要最低限」、でもどうする?(2004, Linux Kernel Conference)
  • 近未来データベース(2005, ThinkIT)
  • PostgreSQL超入門(2008, Let's Postgres)
  • Ubuntu でPostgreSQLを使ってみよう(2009, Let's Postgres)
  • バックアップとリストア(2010, Let's Postgres, 連載中)
  • PostgreSQLクラスタ開発者会議(2009, Let's Postgres)
所属学会
  • 情報処理学会
その他
  • 東京都市大学講師(非常勤)
  • Let's Postgres編集委員

おすすめ情報

おすすめサイト
Postgres-XC プロジェクトホーム
PostgreSQL クラスタのページ
Let's Postgres
Think IT 「データベース特集」記事(連載4回)
「PostgreSQLで実現するデータベース・クラスタ」