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プロジェクト紹介

NTTデータグループの中でもトップクラスの売上高を誇る当社は、技術のスペシャリスト集団として上流工程から運用保守まで一気通貫でソリューションを提供しています。

今回は当社の6つのソリューションの中から「プラットフォーム」「AI」「セキュリティ」の3つにフォーカスを当て、それぞれの事例をご紹介します。
当社ではNTTデータとゼロベースからの立ち上げに伴走したり、関連会社・部署と連携を取りながら幅広い業界へ長期的な支援を続けたりと、多岐にわたる業務を行っていることが特徴です。
必要に応じて資格を取得するだけでなく、それぞれが最先端の知識・技術・手法を積極的に取り入れています。さらに、「先端」の名にふさわしい存在であるために、日々成長と挑戦を続けています。
3名のこれまでの経験と今後の目標が、キャリアプランを描くヒントになれば幸いです。

project 01

先例のないITインフラに挑む

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SD-WAN導入プロジェクト

課題

  • グループ会社内のグローバル拠点を結ぶネットワークの柔軟性を高めること
  • セキュリティ強化

プロジェクト内容

SDN(Software-Defined Networking)技術の導入前後の図

本プロジェクトでは、ネットワークの制御をソフトウェアで実現するSDN(Software-Defined Networking)技術を活用し、グローバルネットワークの柔軟な管理と高いセキュリティを実現した。SDNはソフトウェアによるコントロールが可能であるものの、ネットワーク仕様や要件の確認には現地での対応が不可欠である。このため、アメリカ、インド、ヨーロッパ、アジアなど各国の現地法人を訪問し、現地エンジニアとの密接なコミュニケーションを通じてプロジェクトを推進した。

当時はSDN製品の導入実績が限られており、技術的な実現可能性を確認するために複数回のPoC(概念実証:新しい取り組みが実現可能かどうか、技術的な観点から検証する作業)を実施。検証構成の最適化や実装過程で多くの課題に直面したが、継続的な改善と取り組みにより、柔軟かつセキュアなネットワーク環境の構築に成功した。この成果はメーカーのグローバル実績として導入事例化され、社内でも高く評価されて社長表彰を受賞している。

我々の仕事は技術をビジネスに変えること

技術が好きで仕事に生かしたい人は、当社では万全のサポート体制(研修、毎月業務として行えるプロフェッショナル活動の時間割当、さまざまな領域の豊富な有識者との接点等)があり、ぜひ活用して技術向上に励んでいただきたいです。技術を磨きながら、どういったサービスがお客様に共感いただけるのか、日々の業務を通じて顧客の課題に耳を傾け、提案できることがないか等、多くのお客様にヒットするようなサービスの開発を行っていきたいと考えています。

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インフラエンジニア

2013年入社

Y.R (基盤ソリューション事業本部)

情報ネットワーク科を卒業後、前職の大手通信会社系ネットワークインテグレータに入社。技能五輪全国大会では、ITネットワークシステム管理の選手としても活躍。よりITインフラの先端にて技術力を活かせる業務に携わりたいと考え、当社に転職。23歳にてCCIEを取得。

Y.R <span class="inline-block">(基盤ソリューション事業本部)</span>の写真

基盤ソリューション事業本部とは

基盤ソリューション事業本部は、ネットワークやサーバー等のITインフラを中心とした、すべての開発工程に関わる業務を担い、各ベンダー・メーカーとも密に連携を取りながら、一気通貫でのサービスを提供しています。最先端かつスケールの大きなプロジェクトが多く、顧客の要件をヒアリング・定義する上流工程から参画することも少なくありません。
また、私が現在所属している組織は、サービス提供を中心としながら、お客様の維持運用フェーズを支援する部署です。現在私のチームでは、基盤システムとServiceNowを中心とした提案・維持開発を担う大規模プロジェクトに関わりながら、新規顧客への新たなサービスの提案・開発にも取り組んでいます。

project 02

データを活用して継続的な価値を創造する

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AI利活用プラットフォーム導入支援

課題

  • プラットフォームの導入においては、PoC(概念実証:新しい取り組みが実現可能かどうか、技術的な観点から検証する作業)を実施することが多いため、AI活用の定着化に向けた運用方法を示すこと
  • AIモデルの構築に必要なデータを準備する際の、複数の設備情報に対する、データクレンジングやデータ統合

プロジェクト内容

プロジェクトのフロー図

本プロジェクトでは、自然災害発生後の通信設備における保守保全業務の効率化を目的として、AI技術を活用したPoCを実施した。AIといえば高度なモデリングに注目が集まりがちだが、実際にはデータの取り込み、クレンジング、再学習、更新といった継続的な運用プロセスを効率化する仕組みが、AI活用の定着と価値創出の鍵となると考えられている。

この考えに基づき、データ準備プロセスの自動化や全体の運用方法も含めた検証を行い、具体的な提案を実施。その結果、今回のPoCにおいてはAIの業務導入には至らなかったものの、提案したプラットフォームの有用性が高く評価され、次のステップとしてAIの業務導入に向けた検討が進められることとなった。

先輩が第一線に導く環境

「最新の技術に取り組んでいきたい」それを実現できる環境が当社にはあります。入社時に先端技術・最新技術を保有していることが必須ではなく、それよりも技術を磨きたい、先輩たちから学び取りたいという意欲こそが重要です。新卒社員は2年間の育成期間があり、その間はトレーナーのサポートを受けながら、案件に入り、技術者として一人前になるためのステップを踏んでいきます。高い技術力を身につける機会や仕組みがふんだんにある。これが、当社の技術水準を大きく引き上げているのだと思います。

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AIエンジニア

2017年入社

H.K (ソフトウェアソリューション事業本部)

アプリケーションやバックエンド開発を経て、その後フリーランスで経験を積む一方で、ビッグデータ分析基盤のオープンソフトウェアへの貢献も積極的に行う。この経験を通じてビッグデータ分析基盤の構築や機械学習領域のプロジェクトに参画した際に当社を知り、高い技術力に魅了され、入社。

H.K <span class="inline-block">(ソフトウェアソリューション事業本部)</span>の写真

ソフトウェアソリューション事業本部とは

ソフトウェアソリューション事業本部は、先進技術と幅広い技術領域を巧みに組み合わせ、お客様のデジタル変革を主導しています。データドリブン経営や働き方改革、顧客体験向上、クラウド活用などの実現に向けたソリューションの提供や、ビッグデータ、AI、ブロックチェーンからアジャイル開発、OSS、Microsoft 領域、運用管理といった技術領域をカバーし、これらの技術を駆使するプロフェッショナルたちが、コンサルティングから設計・構築、運用・保守まで、お客様のニーズに柔軟にお応えしています。
私の所属する組織では、お客様のデータ活用のニーズに適した最適な基盤を提案しています。データレイク・DWHの構築・運用、AIプラットフォームの導入サポート、ブロックチェーンなど幅広いビジネス展開を行っています。

project 03

最前線でセキュリティ技術を極める

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国内最高峰の研究所向けセキュリティコンサルティング

課題

  • 顧客組織の実態を踏まえた、組織体制とセキュリティ機能の整備と運用移管
  • お客様組織全体のセキュリティ成熟度向上

プロジェクト内容

組織体制とセキュリティ機能の図

本プロジェクトでは、当初はSOC(セキュリティオペレーションセンター)の構築および運用設計支援においてセキュリティ&テクノロジーコンサルティング事業本部のK.A.がリーダーとしての役割を担った。この経験を通じて顧客組織の実態を把握し、その知見を活かして組織体制の強化やセキュリティ機能の整備、運用移管の支援など、業務範囲を段階的に拡大していった。

また、情報通信分野で国内トップクラスのスキルを持つ優秀な研究員を擁する顧客に対しては、プロフェッショナルなセキュリティチームのリーダーとして専門性を継続的に磨きながら、技術的な裏付けに基づいたロジカルなコンサルティングを提供。これにより、顧客組織全体のセキュリティ成熟度向上に寄与することができた。

挑戦心や探究心が次のステージを引き寄せる

セキュリティ業界では有数の国際的資格である「CISSP」は、当社でも幅広いメンバーが取得しており、年次や年齢に関わらず組織全体に技術スキルの獲得意欲が満ちています。セキュリティ技術の最前線で活躍したい方に、ぜひ当社を目指してほしいと考えています。また、部門を超えた女性社員間のコミュニティ「Intelli女子部」では若手社員も積極的に運営に携わっています。この活動も高く評価され、対外アピール活動を担うようになりました。当社は意欲のある社員や失敗を恐れずにチャレンジする社員に新たなステージを用意してくれる会社です。

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セキュリティエンジニア

2008年入社

K.A(セキュリティ&テクノロジーコンサルティング事業本部)

セキュリティ製品導入に向けたPoCやサービス化検討の支援業務担当として当社に入社。その後、社内システム部門に配属され、全社のシステム・セキュリティを担う業務に魅力と責任を感じる。女性社員でも働きやすい職場づくりを目指し、「Intelli女子部」を立ち上げた。

K.A<span class="inline-block">(セキュリティ&テクノロジーコンサルティング事業本部)</span>の写真

セキュリティ&テクノロジーコンサルティング事業本部とは

当社はサイバーセキュリティに関する技術力で国内最先端を歩んでいます。官公庁、金融機関、電力会社等、ネットワークの安全性確保や情報漏洩防止に最も力を入れている顧客へのセキュリティサービス導入実績が豊富で、セキュリティ対策のコンサルティングから顧客ネットワークの脆弱性診断、監視・運用等多岐にわたります。
現在私の所属する組織では、事業本部内のセキュリティ人財の育成、新技術の検証・導入支援、対外アピール等を担っています。私自身もプロジェクトマネジメント学会で、セキュリティとマネジメント両面からの発表を行っています。

Pride in Technology
~技術への誇り~

人と技術で、まだ見ぬ未来へ。
世の中に新しい価値を生み出したいと願う、
すべての人や組織とともに歩み続ける。

努力しつづけている3名に共通すること、それは最先端の技術をインプットするだけでなく、後進の育成にも力を入れていることです。

「私は先日、管理職に就きました。自らが道を切り開くよう行動し、与えられたミッションに“メンバーとともに”どう貢献できるか、一緒に働く人たちと“先端技術”を実現できるか。社名や当社への期待を基軸とし、安定的なプロジェクト運営と、技術力をベースとしたメンバーの支援を意識しています。」(基盤ソリューション事業本部 Y.R.)

「リーダーとしてプロジェクトに携わっていますが、プロジェクトメンバーのキャリアパスを考えてタスクのアサインを行っていければと考えています。各メンバーの負荷状況を把握して、ワークライフバランスをしっかり保って業務を遂行することでより高いパフォーマンスを発揮できると思います。」(ソフトウェアソリューション事業本部 H.K.)

「『失敗を恐れずにチャレンジする』風土を若手メンバーにも引き継ぎ、実践の場を用意できるようになりたいと考えています。当社オフィスがある東京・月島警察署とも連携し、セキュリティ教育サポートも実施しており、お客様・社内外問わず、関わる方々と良好な人間関係を構築することも大切です。」(セキュリティ&テクノロジーコンサルティング事業本部 K.A.)

技術力だけでなく、マネジメント視点や社会変化への意識を持つことで、メンバー一人ひとりが安心して挑戦し続けられる体制を用意しています。
皆さんが安心して入社できる、自身の可能性を広げ、成長を実感できる、そんな環境をこれからもつくり続けます。