難題に取り組める
当社の環境こそが、
顧客の課題解決だけでなく
自己研磨にも繋がる。
最先端技術の提供、上流工程から運用保守まで、さまざまな領域において社会インフラや企業支援の一端を担っているNTTデータ先端技術。部署ごとに求められる課題解決力やスキルが複雑に絡み合うことから、各人の得意分野を存分に発揮できるだけでなく、挑戦の風土も整っています。
このような環境下で活躍中の当社社員3名の体験をもとに、各部署の業務や、携わるプロジェクトについてご紹介します。
NTTデータグループの中でもトップクラスの売上高を誇る当社は、技術のスペシャリスト集団として上流工程から運用保守まで、各種ソリューションを提供しています。その中でも「基盤ソリューション」「ソフトウェアソリューション」「サイバーセキュリティ」の各部署ではNTTデータとゼロベースから伴走したり、関連会社・部署と連携を取りながら幅広い業界へ継続支援をしたりと、多岐にわたる業務が特徴です。必要に応じて資格を取得する等、それぞれ最先端の知識・技術・手法を取り入れることに留まらず、「先端」の名を背負い邁進する3名のこれまでの経験と今後の目標が、新卒入社・キャリア入社を問わず、キャリアプランを描くヒントになれば幸いです。
PROFILE
情報ネットワーク科を卒業後、前職の大手通信会社系ネットワークインテグレータに入社。技能五輪全国大会では、ITネットワークシステム管理の選手としても活躍。よりITインフラの先端にて技術力を活かせる業務に携わりたいと考え、当社に転職。23歳にてCCIEを取得。
基盤ソリューション事業本部は、ネットワークやサーバー等のITインフラを中心とした、すべての開発工程に関わる業務を担い、各ベンダー・メーカーとも密に連携を取りながら、一気通貫でのサービスを提供しています。最先端かつスケールの大きなプロジェクトが多く、顧客の要件をヒアリング・定義をする上流工程から参画することも少なくありません。
また、私が現在所属している組織は、サービス提供を中心としながら、お客様の維持運用フェーズを支援する部署です。現在私のチームでは、基盤システムとServiceNowを中心とした提案・維持開発を担う大規模プロジェクトに関わりながら、新規顧客への新たなサービスの提案・開発にも取り組んでいます。
入社4年目の頃に案件リーダーとして取り組んだSD-WAN導入プロジェクトは、グループ会社内のグローバル拠点を結ぶネットワークの制御をソフトウェアで柔軟に行えるように更改(SDN化)した大型プロジェクトでした。SDN自体はソフトウェアでコントロールできても、構築時には現地に行ってネットワーク仕様・要件を確認し、現地のエンジニアと密にコミュニケーションを取る必要がありました。私はアメリカ、インド、ヨーロッパ、アジア等の現地法人に出張訪問し、各国のエンジニアと協議しながら最適なセッティングを主導しました。
入社当時はSDN製品の導入実績は少なく、PoC(概念実証:新しい取り組みが実現可能かどうか、技術的な観点から検証する作業)を重ねて検証構成の検討や実装にかなり苦労したのを覚えています。その甲斐もあって、SD-WAN導入プロジェクトではネットワークを柔軟に管理でき、かつセキュアなグローバルネットワークが実現できました。当プロジェクトはメーカー側でもグローバル実績として導入事例化されたほか、社内でも社長表彰をいただくことができました。
技術が好きで仕事に生かしたい人は、当社では万全のサポート体制(研修、毎月業務として行えるプロフェッショナル活動の時間割当、さまざまな領域の豊富な有識者との接点等)があり、ぜひ活用して技術向上に励んでいただきたいです。技術を磨きながら、どういったサービスがお客様に共感いただけるのか、日々の業務を通じて顧客の課題に耳を傾け、提案できることがないか等、多くのお客様にヒットするようなサービスの開発を行っていきたいと考えています。
PROFILE
アプリケーションやバックエンド開発を経て、その後フリーランスで経験を積む一方で、ビッグデータ分析基盤のオープンソフトウェアへの貢献も積極的に行う。この経験を通じてビッグデータ分析基盤の構築や機械学習領域のプロジェクトに参画した際に当社を知り、高い技術力に魅了され、入社。
ソフトウェアソリューション事業本部は、先進技術と幅広い技術領域を巧みに組み合わせ、お客様のデジタル変革を主導しています。データドリブン経営や働き方改革、顧客体験向上、クラウド活用などの実現に向けたソリューションの提供や、ビッグデータ、AI、ブロックチェーンからアジャイル開発、OSS、Microsoft 領域、運用管理といった技術領域をカバーし、これらの技術を駆使するプロフェッショナルたちが、コンサルティングから設計・構築、運用・保守まで、お客様のニーズに柔軟にお応えしています。
私の所属する組織では、お客様のデータ活用のニーズに適した最適な基盤を提案しています。データレイク・DWHの構築・運用、AIプラットフォームの導入サポート、ブロックチェーンなど幅広いビジネス展開を行っています。
入社後、ビッグデータ分析基盤エンジニアとしてのキャリアを積み、現在はAI利活用プラットフォームの技術開発リーダーを務めています。
プラットフォームの導入においては、PoCを実施することが多く、この過程でAI活用の定着化に向けた運用方法を示すことが重要です。例えば、私が携わったプロジェクトでは、自然災害発生後の通信設備の保守保全業務のAIによる効率化をテーマにPoCを実施しました。
課題は、AIモデルの構築に必要なデータを準備する際の、複数の設備情報に対する、データクレンジングやデータ統合でした。本件でのAIの業務導入こそ実現に至りませんでしたが、データ準備のプロセス自動化と全体の運用方法も含み検証し、提案したところ、プラットフォームの有用性を高く評価頂き、次のステップで検討を進めることになりました。
AIというと高度なモデリングに目が行きがちですが、データの取り込み、クレンジング、再学習、更新といった継続的な運用を効率的に回す仕組みが、AI活用の定着化と価値創出の鍵になると考えています。
「最新の技術に取り組んでいきたい。」それを実現できる環境が当社にはあります。入社時に先端技術・最新技術を保有していることが必須ではなく、それよりも技術を磨きたい、先輩たちから学び取りたいという意欲こそが重要です。新卒社員は2年間の育成期間があり、その間はトレーナーのサポートを受けながら、案件に入り、技術者として一人前になるためのステップを踏んでいきます。高い技術力を身につける機会や仕組みがふんだんにある。これが、当社の技術水準を大きく引き上げているのだと思います。
PROFILE
セキュリティ製品導入に向けたPoCやサービス化検討の支援業務担当として当社にジョイン。その後、社内システム部門に配属され、全社のシステム・セキュリティを担う業務に魅力と責任を感じる。女性社員でも働きやすい職場づくりを目指し、「SEC女子部」を立ち上げた。
当社はサイバーセキュリティに関する技術力で国内最先端を歩んでいます。官公庁、金融機関、電力会社等、ネットワークの安全性確保や情報漏洩防止に最も力を入れている顧客へのセキュリティサービス導入実績が豊富で、セキュリティ対策のコンサルティングから顧客ネットワークの脆弱性診断、監視・運用等多岐に渡ります。
現在私の所属する組織では、事業本部内のセキュリティ人財の育成、新技術の検証・導入支援、対外アピール等を担っています。私自身もプロジェクトマネジメント学会で、セキュリティとマネジメント両面からの発表を行っています。
日本の通信インフラを支える技術研究所にて約7年間、セキュリティコンサルタントというポジションで常駐勤務していました。世界的にも最先端の研究を行い、日本の情報通信技術を牽引してきた同研究所でセキュリティのエキスパートとして向き合いますので、極めて大きな仕事を任されたことになります。当初はSOC(セキュリティオペレーションセンター)の構築、運用設計支援などでリーダーを担い、この経験を通じて把握した顧客組織の実態を踏まえて、組織体制とセキュリティ機能の整備と運用移管をはじめ、お客様組織全体のセキュリティ成熟度向上に寄与する等、徐々に業務範囲が拡大しました。お客様は情報通信の分野でも国内トップクラスのスキルを持つ優秀な研究員の方々です。私はプロのセキュリティチームのリーダーとして専門性を磨き続けるとともに、技術的に納得していただけるロジカルなコンサルティングを心がけました。
セキュリティ業界では有数の国際的資格である「CISSP」は、当社でも幅広いメンバーが取得しており、年次や年齢に関わらず組織全体に技術スキルの獲得意欲が満ちています。セキュリティ技術の最前線で活躍したい方に、ぜひ当社を目指してほしいと考えています。また、部門を超えた女性社員間のコミュニティ「SEC女子部」では若手社員も積極的に運営に携わっています。この活動も高く評価され、対外アピール活動を担うようになりました。当社は意欲のある社員や失敗を恐れずにチャレンジする社員に新たなステージを用意してくれる会社です。
私の挑む姿勢
努力の基準が高い3名に共通すること、それは最先端の技術をインプットするだけでなく、後進の育成にも力を入れていることです。
「私は先日、管理職に就きました。自らが道を切り開くよう行動し、与えられえたミッションに“メンバーとともに”どう貢献できるか、一緒に働く人たちと“先端技術”を実現できるか。社名や当社への期待を基軸とし、安定的なプロジェクト運営と、技術力をベースとしたメンバーの支援を意識しています。」(基盤ソリューション事業本部 Y.R.)
「リーダーとしてプロジェクトに携わっていますが、プロジェクトメンバーのキャリアパスを考えてタスクのアサインを行っていければと考えています。各メンバーの負荷状況を把握して、ワークライフバランスをしっかり保って業務を遂行することでより高いパフォーマンスを発揮できると思います。」(ソフトウェアソリューション事業本部 H.K.)
「『失敗を恐れずにチャレンジする』風土を若手メンバーにも引き継ぎ、実践の場を用意できるようになりたいと考えています。当社オフィスがある東京・月島警察署とも連携し、セキュリティ教育サポートも実施しており、お客様・社内外問わず、関わる方々と良好な人間関係を構築することも大切です。」(サイバーセキュリティ事業本部 K.A.)
技術力だけでなく、マネジメント視点や社会変化の意識を持つことで、より自己を高めるきっかけとなることでしょう。
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