「好きこそ物の上手なれ」とはよく言ったもので、知的好奇心のアンテナの赴くままに取り組んだことが、いつしか市場価値の高い技術やスキルを引き寄せている…そんなエキスパートが数多く活躍しているのがNTTデータ先端技術です。その様子を、若手社員たちに語ってもらいました。
K.K
サイバーセキュリティ事業本部
(2019年入社)
K.K
学生時代は、サークルでWebアプリケーションの作成を行っていた。将来を考えた時、卒業後の道として、IT企業に就職するか、Webアプリ開発で起業するか、あるいは定職に就かずにWeb技術を思いのままに極めるか、の選択肢を挙げた。熟慮の上、NTTデータ先端技術への入社を選んだのは、安定した環境の中でエンジニアとして貴重なキャリアが積めると考えたから。
P.A
ソフトウェアソリューション事業本部
(2019年入社)
P.A
ネパール出身。インドの大学を卒業し、日本の大学院で修士課程を修了している。専攻はネットワーク技術。大学院時代にインターンシップに参加したのが、入社のきっかけ。フレンドリーな雰囲気と、洗練された組織。それに加えて、社員が精力的に製品開発に取り組んでいるのを肌で感じ、ここで働きたいという意欲が高まったという。
L.Y
基盤ソリューション事業本部(2017年入社)
L.Y
中国出身。フィンランド、アイルランド、スコットランドへの留学を経て、日本の大学でデータの可視化について研究した。データ分析のスキルを磨く一方で、3カ国語をマスターし、留学生団体の会長や学生大使を務めるなど、学生時代からリーダーシップを発揮してきた。ORACLE MASTER Gold取得済。
L.Y
私の大学時代の研究テーマは、気象に関するさまざまなデータを可視化し、天候の変化をわかりやすく表示するという内容であり、就職してからもデータ分析の領域を深掘りし続けたいと考えました。また、海外留学で磨いた語学力を生かしたいとも考えていました。この2つのポイントで就職活動を行い、データベース関連製品を扱うオラクル事業部のグローバル戦略担当として入社したのです。
P.A
私も、大学で学んだネットワークの知識を生かせることから、当社を志望しました。研究テーマは、Named Data Networkと呼ばれる、IPアドレスを使用せずにコンテンツ名に基づく通信によるネットワークです。新しい発想から生まれた技術だったので、とても刺激的でした。そこで感じた醍醐味を求めて、最先端のネットワークに関われる当社に入社しましたが、想像以上にやりがいのある大きな仕事に巡り合えました。
K.K
皆さんも入社前から技術に親しんでいたのですね。私も大学のサークルでWebアプリをつくっていました。それでアプリ開発の会社の起業や、フリーのエンジニアになることも考えたのですが、エンジニアとしていちばん高く跳ぶには技術のあるしっかりとした会社でキャリアをスタートさせるのが良いと考え、当社を志望しました。技術力に関しても、働きやすい自由な環境も、まさに望んでいたものだったからです。
P.A
当社に入社して驚いたのは、教育研修がものすごく充実していることでした。Javaプログラミングから、Linux、クラウド、仮想化に至るまで深いところまで楽しく学べました。サーバーにいろんなアプリをインストールして検証する作業などは、私にとって趣味のようなものですから、関連する技術の勉強は興味深い内容ばかりでした。
K.K
私も研修はとても有意義でした。アプリ開発については多少の自信はありましたが、やはりプロの世界は違うと感じました。限られたリソースで十分なパフォーマンスを引き出す仮想化や、安定したサービスを担保するシステムの冗長化技術には、目を見張るものがありました。研修のどの内容も興味深く、砂に水が浸み込むように吸収できました。
L.Y
オラクル事業部では、「新卒社員は入社1年後までにORACLE MASTER Goldを取得しよう!」という目標があります。先輩社員がサポートしてくれたり、研修や教材を提供してくれたり、会社が手厚いサポートをしてくれます。
おかげで、無事に合格しました。他にも、Linux、AWS、機械学習、ビッグデータ活用、ビジネススキル研修にキャリアデザイン研修…、当社は、「社員こそ財産」と考え、本気で人財育成してくれる熱意が伝わってきました。
L.Y
私がNTTデータ先端技術という会社が大好きなのは、会社都合だけではなく、社員一人ひとりの適性や希望をきちんと受け止めて、仕事を任せてくれるところです。私は現在、データ分析用のクラウドサービス環境を構築する案件で、グループリーダーを任されています。先進技術のキャッチアップに加え、スケジュール管理、課題管理、他チームとの連携、お客さま対応など、自分が興味があると申し出た業務を幅広く経験させてくれます。新技術、新業務にどんどん挑戦するのが好きで、責任のある立場を任されたらモチベーションが向上する私の性格をしっかり見定めての抜擢のようです。
K.K
確かに、上司は部下の能力を引き出そうと真剣に見てくれますね。私は入社するまで、就職するか起業するか迷っていました。そんな私のアントレプレナー指向をつかんだ上司に、入社2年目でまだ実績をほとんど出していないにもかかわらず、私を新規ビジネスの立ち上げチームに抜擢してくれました。 精一杯力を発揮したいと思います。
P.A
私は、先輩たちとのチームワークの良さが、自分の力を引き出してくれると感じています。私の職務内容は、当社が開発するシステム運用管理のオープンソースソフトウエアである「Hinemos(ヒネモス)」のサポート業務ですが、一つの不具合がなかなか解消できない時に、周囲が意見を出し合って、助け合いながら解決策を探っています。その際に行う相談の中身が濃く、自分のスキルが磨かれ、また一人では出てこなかった気づきやアイデアを引き出してくれるのです。
K.K
言われた内容をこなすだけの作業とは真逆の当社。納期は大事ですが、時間の許す限り、技術を深掘りできるのも当社の魅力的な風土ですね。私はサイバーセキュリティ事業本部でWebアプリの脆弱性を診断する業務に就いていますが、そもそも脆弱性診断の前に、セキュリティ面で脆弱なアプリを開発しない技術を突き詰める必要が大きいと感じるようになりました。このように根源的な部分まで考えたり、興味を追究できる雰囲気があるのは、当社らしい風土ではないでしょうか。
L.Y
会社全体に、とことんやり抜く面があることは私も感じています。例えば、オラクル事業部ではお客さまにクオリティの高いサービスを引き渡すことを目的に、十分な検証環境を用意してもらえます。オラクル関連製品によるオンプレミスの検証環境や、OCIやAWSのクラウドサービス検証環境を利用するため、かなりの投資です。しかしクラウドサービスの検証利用予算内であれば、さまざまなサービスを利用し、試したい検証が実施可能です。そんな十分な環境で、自ら考えたプログラムやスクリプトを組んで、納得のいくまでユーザビリティを確かめようとするような姿勢は、私だけではありません。
P.A
そうですね。技術を見極める風土がありますね。私は新しい技術を目にした時、すぐに使ってみたくなります。そして、その技術は今までのものと置き換えたらどのようなアドバンテージがあるのか、この技術を使ったらどの課題が解決できるのか、などについて念入りに検討します。会社も、そうした本質的な面を重視していますから、技術者が技術者らしく活躍できる会社なのだと思います。これからも、技術の本質を極める姿勢で仕事に取り組んでいきたいですね。
私の挑む姿勢
ここで話してもらった3人は、大学時代に専攻したテーマや興味を持った技術を、そのままNTTデータ先端技術で続けているわけではありません。大学時代に習得した知識や磨いたスキルを、ビジネスの現場でアップデートさせているのです。でも、かつて感じていたワクワクした気分や、時間を忘れて取り組んだ集中度は同じのようです。日々のミッションの中で気づいたこと、追求してみたいと感じたこと、面白そうだと感じたことなどに、正面から向き合っているからでしょう。
また、そんな彼らを見守る周囲も、実は同じマインド。NTTデータ先端技術で、「好き」を仕事にした先輩たちが活躍できているのは、技術を本質から極めようとする気の合う仲間たちがいるからではないでしょうか。