社内システムへの接続を安全に実現するリモートアクセス検疫ソリューションを強化

~スマートデバイス、パソコンのBYOD化をより安全に実現~

ニュースリリース - 2013.11.28
NTTデータ先端技術株式会社

NTTデータ先端技術株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:三宅 功、以下、NTTデータ先端技術)は、シンクライアントから社内システムへの接続に特化した、リモートアクセス検疫ソリューションNOSiDE® (ノーサイド) Secure Connectを2013年12月より販売開始し、2014年1月より提供を開始します。
NOSiDE Secure Connectは、リモートアクセス検疫ソリューションNOSiDE Inventory Sub Systemリモートアクセス管理パッケージ*1をシンクライアントから社内システムへの接続に特化して開発したもので、社外から社内システムへ接続するパソコンやスマートデバイスなどのセキュリティ対策状況をチェックし、脆弱性のあるパソコンやスマートデバイスの接続をシャットアウトすることで、社内ネットワークをウイルス、ワームの脅威から防御することが可能になります。本製品は、1年間で2億円の売上を目指します。

背景

近年、従業員のIT機器利用の多様化に伴い、自宅のパソコンや、普及・進化の著しいスマートデバイスなどから、会社メールの閲覧、スケジュール管理、ワークフロー等の承認業務などで、社内システムへの接続ニーズが高まっています。ニーズの高まりや、セキュリティの観点から社内ネットワークへの外部攻撃やウイルス感染からの防御、ならびにリモートアクセスデバイスがセキュリティポリシーを遵守しているかの確認が重要な課題になります。セキュリティポリシーを遵守しているかを確認するには、ユーザー情報、端末情報の確認などのセキュリティ条件を設定する必要があり、接続にあたってはそれらのチェック手段に応じた作業が必要になります。
NOSiDE Secure Connectでは、リモートアクセスデバイスの社内システム接続時に必要となる端末認証、ユーザー認証、セキュリティ診断作業などの認証手順回数を簡素化し、簡易な操作でセキュアな社内接続が可能になります。

概要(特長)

NOSiDE Secure Connectは、シンクライアント接続のプロトコルであるRDP*2(Remote Desktop Protocol)により、ノートパソコンや自宅のパソコンをはじめ、スマートデバイス(Android、iOS)からの接続においてセキュリティリスクを軽減するものです。

  • シンクライアント接続で安全に社内情報を利用可能。
  • 社内ネットワークへ接続時のデバイス利用ポリシー評価の結果に基づくアクセスコントロールが可能。
  • NOSiDE Inventory Sub Systemリモートアクセス管理製品で提供されているパソコン向けの検疫機能は、そのまま利用が可能。

また、スマートデバイスの接続にあたっては、MDM*3(Mobile Device Management)製品と連携することにより、社内接続時のセキュリティ診断・アクセスコントロールをより細やかに実現することができます。
連携を確認したMDM製品は、株式会社NTTデータMSEのOniGuardで、同製品・サービスを利用したシステム構成例を図1に示します。

 NOSiDE Secure ConnectとOniGuardのシステム構成例

図1. NOSiDE Secure ConnectとOniGuardのシステム構成例

スマートデバイス接続にあたっては、NTTデータ先端技術が提供するNOSiDE リモートアクセス*4およびMicrosoft®が提供する、Microsoft Remote DesktopなどのRDPクライアントアプリがインストールされている必要があります。NOSiDEスマートデバイスアプリはGooglePlayストアおよびiTunesStoreよりダウンロード可能です。(本アプリは無料でダウンロードできます)

【iOSにおける接続時の画面遷移例】

(1)インストールされたNOSiDEリモートアクセス のアイコンをクリックしアプリケーションを起動します。
アプリケーションが起動、画面(図2)の接続ボタンを押下することにより、NOSiDEサーバに接続します。

NOSiDEリモートアクセスが起動された状態

図2 NOSiDEリモートアクセスが起動された状態

(2) NOSiDEサーバに接続すると、サイト認証中(図3)、お知らせ取得を経て接続が許可される(図4)。

サイト認証等のサーバ状態
図3 サイト認証等のサーバ状態
セキュリティチェックが完了し接続可能な状態
図4 セキュリティチェックが完了し接続可能な状態

(3)セキュリティチェック等の認証が完了し、接続が許可(図4)されたので「続ける」のボタンを押すと、社内サーバが起動されデスクトップ画面が表示される。

【スマートデバイスサポート状況】

対象OS iOS AndroidOS
バージョン iOS 5 Android OS 2.3
iOS 6 Android OS 3.2
Android OS 4.0
Android OS 4.1
Android OS 4.2

【サポート対象ゲートウェイサーバー】

サポート対象装置
Windows® Server 2008 Enterprise
Windows® Server 2008 R2 Enterprise
Windows® Server 2012 Standard以上
  • *1 NOSiDE Inventory Sub Systemリモートアクセス管理パッケージ
    NOSiDE Inventory Sub Systemは、社内外で利用されるクライアントデバイスの各種管理機能・セキュリティ対策機能を提供するリモートアクセス検疫ソリューションで、「資産管理」と「リモートアクセス管理」の2種類の製品を提供しています。これまでに公共分野、流通業、製造業、ITサービス業、教育機関、金融機関等、多岐にわたる業種での導入実績を有しています。
  • *2 Remote Desktop Protocolの略で、Windows XP Professionalに搭載されている、遠隔地からのWindowsの操作を受付ける機能。Windows 2000 serverなどに搭載されている「ターミナルサービス」の機能限定版のこと。
  • *3 Mobile Device Managementの略で、企業などで社員に支給するスマートフォンなどの携帯情報端末のシステム設定などを統合的・効率的に管理する手法。また、それを実現するソフトウェアや情報システムなどのこと。

【株式会社NTTデータMSEからのエンドースメント】

株式会社NTTデータMSEは、スマートフォン・タブレットのセキュリティ対策チェックを実現するMDM機能としてOniGuardを提供することで、NOSiDE Secure Connectの販売促進をサポートいたします。
NOSiDEとOniGuardを組み合わせることにより、OniGuardで設定されたセキュリティポリシー(パスワード強化、アプリケーション利用制限、デバイス利用制限)のチェックを経た安全なスマートデバイスのみが社内システムへ接続することを可能とします。

株式会社NTTデータMSEは、今後もNTTデータ先端技術株式会社との協業を通じて企業のスマートデバイスのさらなる利活用に貢献していきます。

株式会社NTTデータMSE
執行役員 第四営業部長 菅 有里子

  • *「NOSiDE」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • *「Microsoft」は米国Microsoft Corporation の米国またはその他の地域における商標です。その他記載の製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
  • *「OniGuard」は日本国内における株式会社NTTデータMSEの登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

NTTデータ先端技術株式会社

営業推進部  営業推進担当
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Tel:03-5843-6860

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ソリューション事業部  パッケージソリューションBU
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