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【プレスリリース】NTTデータ先端技術、米Sypris社のサイバーレンジシステムを九州大学へ国内初納入

~本格的なサイバーセキュリティ教育演習環境を導入~



プレスリリース - 2016.04.26

NTTデータ先端技術株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:三宅 功、以下:NTTデータ先端技術)は、国立大学法人九州大学(福岡県福岡市西区、総長:久保 千春、以下、九州大学)サイバーセキュリティセンターに、高度かつ座学から、演習までを統合したサイバーセキュリティ教育演習システムである米SYPRIS ELECTRONICS社(本社:フロリダ州、以下:サイプリスエレクトロニクス社)のサイバーレンジシステム「SyprisCyberRange™(サイプリス・サイバーレンジ)」を国内で初めて納入しました。
九州大学では本システムを導入することにより、今年度後期の講義より教育カリキュラムの基盤として活用し、実践的な演習を通じてサイバーセキュリティ人材の育成を推進していく予定です。
NTTデータ先端技術では九州大学への導入を機に、これまで展開してきたセキュリティサービスで蓄積した知見にもとづいて、広くサイバーセキュリティ人材育成に貢献するべく本システムの取り扱いなどを推進し、3年間で15億円の売り上げを目指します。

背景

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた各種取り組みに代表される、サイバーセキュリティ人材への需要は年々高まっており、高度なスキルを持つサイバーセキュリティ人材の育成は日本全体としても課題となっています。
その中で、特に大きな課題とも言えるのが実際の経験、役割の理解、チームとしての対応ですが、これらは机上の学習だけで修得することは難しく、実務経験者が優位となる状況がありました。
一方で2020年に向けて実務で育成できる人材の数にも限りがあることから、この課題に対する答えとして実践的な演習を通じた教育システムであるサイバーレンジへの需要が高まっています。
今回、「サイバーセキュリティ高度実践演習システム」として九州大学の要望に対応し、単なる演習プラットフォームではなく各種コンテンツやシナリオ、教育管理機能を統合したシステムとして「SyprisCyberRange」の導入を行い、トレーナーの育成も含めた人材育成全体をサポートします。

製品概要

SyprisCyberRangeは単なる学習システムだけでなく、モデリング&シミュレーション機能をも備えた統合システムアーキテクチャーで構成されています。
サイバー攻撃を防ぐ側として現実のセキュリティ危機に迅速かつ専門的に対応するためのスキルや経験、チームでの対応を学習するための基盤、サイバーセキュリティを支える専門家として必要とされる継続的改善メカニズムや、最高レベルの成熟度に達するまでの教育環境を提供します。
また、メンテナンス、システム管理、カスタマイズ、設定だけではなくSyprisCyberRange以外の機器やネットワークへの統合のしやすさなどの操作性、拡張性にも優れています。

仮想トレーニングプラットフォーム
さまざまなセキュリティトピックスごとに実践的なシナリオでハンズオン・トレーニングを提供するように設計されています。個人サイバー演習では5段階の難易度の中から自分に合ったレベルの内容を自分のペースで進めることが可能です。
チーム同士のダイナミック演習/複数のプレーヤー(攻撃者と防御者)間でのリアルタイム演習
上級者向けに、チームベースのダイナミック演習をご用意しています。攻撃チームと防御チームに分かれ、ツールを使用した攻防戦を行います。
ナレッジベース
ホワイトペーパー、ソフトウェアおよびネットワークセキュリティに関する資料、各種手順書、サイバーレンジシステム/最適化ガイドなど、現在のサイバーセキュリティに関する情報および資料、ならびに個人サイバー演習とダイナミック演習のヒントを含むデータベースです。
プロフェショナルサービス
個人・チームベースのトレーニングによる熟練度評価やサイバー成熟度解析、役割ベースの学習プランと独自の採点アプローチのためのベースラインが形成されています。
効率性の高い、現実的なサイバーモデリング&シミュレーション
単一のサーバーから領域内のネットワーク全体まで、仮想環境を簡単にGUIでセットアップする機能を提供します。この機能を使い、産業制御システム(SCADA)、金融会社、電気通信事業者または電力会社などのインフラを再現し、トレーニングすることも可能です。また、CTF(Capture The Flag)演習の実施やトラフィックジェネレーターを用いた高度なネットワーク攻撃、悪意のあるトラフィックの生成など多種多様な用途に対応可能です。
新規シナリオの追加
保守サポートをご契約いただくと四半期ごとに新規シナリオが追加され、新たに発見された脆弱性に対応いたします。そのため、常に最新のサイバー攻撃に対応したシナリオで学習をすることが可能です。

NTTデータ先端技術提供サービス

当社では、導入から運用まで一貫したサービスを提供することで、サイバーセキュリティ人材の育成を支援いたします。

導入支援
導入の検討から利用開始まで、ITのプロフェッショナルとしての知見を用いた提案および導入支援
設計構築
システム導入に必要となる、スケーラブルな高度仮想化基盤としてのIAプラットフォームの設計構築
保守サービス
サイプリス社との密接な連携による保守サービスの提供
教育サポート(オプション)
当社のインシデントレスポンスサービスを始めとするサイバーセキュリティインシデントへの対応ノウハウから、教育コース運営やシナリオ作成のサポートを提供(オプション)
国内外の情報共有コーディネーション
当システムを導入・利用する国内外の各種組織をつなぐ情報共有のコーディネーション(予定)

SyprisCyberRangeのシステム外観図1:SyprisCyberRangeのシステム外観

SyprisCyberRangeの利用画面図2:SyprisCyberRangeの利用画面

九州大学サイバーセキュリティセンターについて

九州大学は、平成26年12月1日に「サイバーセキュリティセンター」を設置しました。本センターは、大学が担うべきサイバーセキュリティ強化の教育・研究に取り組む全学組織です。米国メリーランド大学ボルチモア校(UMBC)、オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学(UNSW)やインド工科大学デリー校(IITD)等との国際連携の元で、グローバルな活動を行なっています。 教育面ではサイバーセキュリティに関する国際標準の基幹教育、専門教育の講義プログラムやスペシャリスト育成のためのサイバー演習プログラムの開発を中心に行ない、研究面ではサイバーセキュリティ攻撃対策のための高度なセキュリティ技術、サイバー空間を頑健にする先進的技術、さらに、IoT(Internet of Things)などのサイバー空間および人間を対象にした新しい法制度や経済への影響といったサイバーセキュリティに関する研究を幅広く持続的に行っています。

九州大学サイバーセキュリティセンター:http://www.cs.kyushu-u.ac.jp/

サイプリスエレクトロニクス社について

サイプリスエレクトロニクス社は、政府および民間企業向けの統合セキュリティソリューションプロバイダです。米フロリダ州タンパにおいて50年に渡り軍向け暗号化装置をはじめとするセキュリティに関する製品とサービスを提供しています。
暗号、キー管理、アイデンティティ認証とアクセス管理(サイバーセキュリティ活動および関連する専門的なサービス)において業界をリードしており、最先端のテクノロジー会社や教育機関と戦略的に協力することによって、迅速に革新的な知見と最新技術のソリューション・セットを提供します。

Sypris Electronics, LLC,:http://www.sypriselectronics.com/

また、日本においてはサイバーセキュリティおよびネットワーク関連製品を取り扱う日本コーネット・テクノロジー株式会社をマスターディストリビュータとしてビジネスを展開しており、NTTデータ先端技術ともパートナーとしてサイバーレンジシステムの販売及び導入を推進しています。

日本コーネット・テクノロジー株式会社:http://www.nihon-cornet.co.jp/

NTTデータ先端技術について

NTTデータ先端技術は、高度な専門性と最先端の技術力を誇るITシステム基盤プロフェッショナルとして、ITシステム基盤のコンサルティング、設計、構築、製品販売、保守、セキュリティ、トレーニングを提供しています。NTTデータグループの一員として培ったさまざまなITシステムにおける豊富な設計構築実績を有し、ビッグデータなどの最新技術や製品およびオープンソース・ソフトウェアをいち早く活用した提案ができることが強みです。機能面はもとより、信頼性や拡張性、あるいは性能確保を実現するベストプラクティスをお届けします。国内外のパートナーとも強固に連携し、お客さまのビジネスにおける競争優位性を考えて行動します。

NTTデータ先端技術:http://www.intellilink.co.jp/

  • *商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

NTTデータ先端技術株式会社

営業推進部 営業推進担当 広報グループ
大西
Tel:03-5843-6860

製品・サービスに関するお問い合わせ先

NTTデータ先端技術株式会社

セキュリティ事業部 インシデントレスポンス担当
植草、佐久間
Tel:03-5859-5427