【ニュースリリース】監視・収集機能に特化した新製品「Hinemos Monicolle」を販売開始

~統合運用管理ソフトウエア「Hinemos」のノウハウを生かして、高度な監視・収集機能を低価格で実現~


ニュースリリース - 2019.10.18

NTTデータ先端技術(本社:東京都中央区、代表取締役社長:青木 弘之、以下:NTTデータ先端技術)は、「Hinemos」ブランドより新製品「Hinemos Monicolle(ヒネモス モニコレ) ver.1.0」を10月18日より販売開始します。
「Hinemos Monicolle」は、統合運用管理ソフトウエアである「Hinemos」のノウハウを生かして開発された、監視収集ツールです。オンプレミス環境、仮想化・クラウド環境の多種多様なデータを収集し、システムリソースのリアルタイムの状態の監視から将来予測までを行うことが出来ます。これにより、ITシステム環境の運用の効率化をサポートします。
「Hinemos Monicolle」はサブスクリプション形式での提供で、10月18日よりAmazonビジネスにて先行販売を行います。11月8日より出荷開始予定です。
NTTデータ先端技術は、本製品において2022年度までに500本の販売を目指します。

背景

現在のITシステムにおけるプラットフォームは、オンプレミス環境、仮想化・クラウドが混在したハイブリッドクラウド環境が一般的となっています。この環境に対する高信頼な監視収集基盤を構築するためには、次のような課題があります。

・仮想化・クラウドのリソース変動とAPIへの対応
仮想化・クラウド環境のメリットであるリソースの柔軟な変更への対応や、各仮想化・クラウドの専用APIを使ったデータ収集と監視が必要。
・仮想化・クラウド上の可用性構成への対応
仮想化・クラウド環境で可能性構成を実現するには、一般にはクラウドのアーキテクチャの制約や、クラスタミドルと共有ディスクに相当する機能をクラウド上でどう実現するか、といった高度な知識を組み合わせて、利用者が実現する必要がある。
・ライセンス費用体系の対応
収集するデータ量や監視対象台数で費用がスケールする製品が一般的であり、このため初期導入時に見積もりが困難。また、運用開始後に構成変更があった場合は契約変更の手続きが必要。

NTTデータ先端技術はこれまで統合運用管理ソフトウエア「Hinemos」を提供してきましたが、このたびは上記のような課題解決を目指し、「Hinemos」にて培ったノウハウを生かしながら監視収集に特化した監視収集ツール「Hinemos Monicolle」を開発し、提供開始することとしました。

「Hinemos Monicolle Ver.1.0」の概要と特長

「Hinemos Monicolle」とは、監視・収集機能に特化し、必要な機能をワンパッケージで提供する監視収集ツールです。
「Hinemos Monicolle ver.1.0」では、仮想化・クラウド対応に対する機能をもち、オンプレミス環境、ハイブリッドクラウド環境のいずれでも同じアーキテクチャで可用性構成が実現できます。
また、「Hinemos Monicolle」はサブスクリプション形式で提供し、環境変更に関して費用変動が無い費用体系にて利用が可能になります。

◆機能

「Hinemos Monicolle」は、次の機能からなります。

表1:「Hinemos Monicolle」 の機能概要

機能名 概要
監視・性能管理機能SEでなくとも、多種多様な監視をGUIからオペレーターが簡単に設定・実行できます。ユーザーの作り込みが不要なため、すぐに導入・利用することができます。リソース値のリアルタイムでの把握から将来予測といったグラフ表示も可能です。
収集・蓄積機能サーバー機器、端末、OS、MW、APなどIoTシステムの多種多様なデータを収集します。 収集データのDWH/ビッグデータ分析基盤へ連携も簡易に実現できます。
リポジトリ機能監視収集対象のシステム構成と、各サーバーのマシン構成を管理します。監視機器(ノード)を利用用途でグルーピング(スコープ)可能です。
カレンダー機能「Hinemos」で培った高度なカレンダー機能を「Hinemos Monicolle」でも利用可能です。業務の営業日・メンテナンス日に合わせて、監視・収集の稼働非稼動を簡単に設定することが出来ます。
通知機能監視結果をメールやコマンド実行、syslog送信など、さまざまな形で通知できます。不要なメッセージラッシュ防止も可能です。
アクセス機能ユーザーをロールでグループ化し、システム権限とオブジェクト権限を使って柔軟なアクセス制御が可能になります。
ノードマップ機能二次元のマップ上にて監視対象をグラフィカルに表現することで、インシデントのさらなる「見える化」を実現します。
インポート・エクスポート機能「Hinemos Monicolle」の設定をエクセルで編集して、一括インポート・エクスポートが可能です。リソース監視のマスタ編集、MIBインポート機能も提供します。
レポート機能システム稼働情報やパフォーマンス状況をレポートとして出力します。バッチ作成だけでなく定期的に実行しメールにて自動配信も可能です。
クラウド・VM管理機能AWSやAzure、VMware、Hyper-Vを効率的に管理する機能を提供します。
環境構築機能サーバーのOS環境構築セットアップの一連の作業を定型化できます。複数環境に対する効率的なセットアップが可能になります。
ミッションクリティカル機能「Hinemos Monicolle」マネージャの高可用性を実現する機能を提供します。トラップ型のメッセージ(syslogやsnmptrap)を取りこぼすことなく収集や監視が出来るほか、クラスタミドルウエアや共有ディスクなしで可能性構成が取れます。

◆構成

「Hinemos Monicolle」は、マネージャ、エージェント、クライアントの3つのコンポーネントからなります。

表2:「Hinemos Monicolle」のコンポーネント

コンポーネント 概要
「Hinemos Monicolle」マネージャ監視収集サーバーに導入する「Hinemos Monicolle」のメインコンポーネントです。監視収集のほとんどの機能はマネージャに集約され、設定や履歴などのメンテナンスは、このマネージャに対して行います。
「Hinemos Monicolle」エージェント必要に応じて監視対象サーバーにインストールするコンポーネントです。監視機能の8割はエージェントレスで実行可能ですが、ログファイルの監視や収集など一部の機能において、エージェントが必要になります。
「Hinemos Monicolle」クライアント設定投入や監視結果の確認などを行うユーザーインタフェースで、ブラウザ上で動作するため、PC端末へのインストール操作は不要です。基本的にGUI操作のみで「Hinemos Monicolle」を使った監視収集が可能です。 

提供方法と提供開始時期

「Hinemos Monicolle ver.1.0」はサブスクリプション形式にて提供を行います。「Hinemos Monicolle」サブスクリプションとは、エンタープライズシステムの運用管理に「Hinemos Monicolle」を利用する際、ソフトウエア・アップデート・サポートをまとめて利用することが可能となる権利です。「Hinemos Monicolle」サブスクリプションを利用することにより、安心して「Hinemos Monicolle」を利用することができます。 なお、「Hinemos Monicolle」サブスクリプションは、請求書払いにも対応したAmazonビジネスにより販売を開始します。*1

「Hinemos Monicolle」サブスクリプションのメニューは以下の通りです。

◆「Hinemos Monicolle」サブスクリプション(Linux版)

品名 標準価格(税別)
「Hinemos Monicolle」サブスクリプション シングル¥600,000/年
「Hinemos Monicolle」サブスクリプション ミッションクリティカル¥1,200,000/年

◆提供開始時期

先行販売開始日2019年10月18日(金)
出荷開始日(予定)2019年11月8日(金)

今後について

NTTデータ先端技術では、本製品において2022年度までに500本の販売を目指します。

参考

◆「Hinemos World 2019」イベントを11月に開催します

「Hinemos World 2019」イベントを東京、福岡、名古屋、札幌、大阪の5大都市で開催します。統合運用管理ソフトウエア「Hinemos」と、監視収集ツール「Hinemos Monicolle」の最新情報を公開します。当セミナーの詳細は以下のサイトに掲載しています。

開催都市開催日時主催参加費
東京2019年11月8日(金)12:30~17:00NTTデータ先端技術無料(事前登録制)
札幌2019年11月12日(火)13:00~16:30
福岡2019年11月13日(水)13:00~16:30
名古屋2019年11月14日(木)13:00~16:30
大阪2019年11月15日(金)13:00~16:30
  • *1 Amazonビジネス とは、Amazon.co.jp を利用して企業間での商品の売買を行うサービスです。日本の商習慣に合わせた決済手段として、請求書払いにも対応しています。
  • *「Hinemos」は日本国内におけるNTTデータ先端技術株式会社の登録商標です。
  • *「Hinemos Monicolle」は日本国内におけるNTTデータ先端技術株式会社の商標です。
  • *その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

NTTデータ先端技術株式会社

営業統括本部 営業企画推進部 企画担当
甘田(かんだ)
Tel:03-5843-6860

製品・サービスに関するお問い合わせ先

NTTデータ先端技術株式会社

ソフトウェアソリューション事業本部 ソフトウェア基盤事業部
谷越、澤井、石田、石部
Tel:03-5859-5457