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ORAchk について

*以下は、サポート契約締結中のお客様に毎月配信しているサポートレターより一部抜粋して掲載しています。

ORAchk とは

ORAchk は、シングルデータベースだけでなく、Oracle Real Application Cluster (RAC)や Oracle Golden Gate 等のシステムの環境を分析し、ヘルスチェックを行うツールです。
機械的にシステムをチェックすることができるため、見落としなく全体をチェックすることができます。また、チェック結果は 100 点満点で点数がつけられ、HTML のレポートとして出力されるため、システムの構成情報を把握・保存する手段としても役立ちます。

ORAchk の特徴・使用してできること

ORAchk ではどのようなことができるでしょうか。
オラクル社のドキュメント (Document ID 1545832.2 ORAchk - Oracleスタックのヘルスチェック)にその概要についての記載がございますので、抜粋してご紹介します。

  • お客様が利用している製品スタックの様々なレイヤーにまたがった重大な問題についてのプロアクティブなチェック
  • どの既知の問題がお客様にとってリスクとなり得るかの調査、解析方法の簡潔化および能率化
  • お客様の環境で実行できる負荷の軽いツールで Oracle へのデータ送付不要
  • 特定の問題をドリルダウンし、その解決方法を理解するための機能を備えたお客様のシステムのヘルスおよびリスクのチェックが可能な高いレベルのレポート
  • 問題を検出した際に email 送付による通知をする構成が可能
  • Collection Manager:Webベースのアプリケーションの集合体で、お客様のシステム全体の収集データを確認するための単一のダッシュボードを提供

ORAchk の入手方法、使い方

実際の使い方をご紹介します。

1. 入手方法

My Oracle Support ( https://support.oracle.com ) にアクセスし、以下のドキュメントから最新の ORAchk をダウンロードして下さい。

  • Document ID 1545832.2 ORAchk - Oracleスタックのヘルスチェック
    (もしくは、 Document ID 1268927.2 ORAchk - Health Checks for the Oracle Stack )

※ My Oracle Support のご利用には S もしくは F から始まるお問合せIDのご契約と、ユーザ登録が必要です。
その他のお問合せIDのご契約のお客様は、弊社サポートまでお問合せください。

2. 実行方法

2-1. 1 で入手した最新の ORAchk をサーバ上に配置・展開します。
例)

      $ unzip orachk.zip

2-2. 2-1 で展開したフォルダ配下で、以下のコマンドを実行します。
例)

      $ ./orachk -a

※ -a オプションはベスト・プラクティスな設定、及び推奨パッチを含めた全てのチェックを実行するものです。
その他のオプションについては ./orachk -h でご確認いただけます。

3. 結果の確認方法

orachk と同じディレクトリ内に、サブ・ディレクトリ「orachk_<ServerName>_<DatabaseName>_<Date>」が作成されており、その中に実行結果が全て含まれています。また、このサブ・ディレクトリをZIP で圧縮したファイル「orachk_<ServerName>_<DatabaseName>_<Date>.zip」も作成されています。
まずご確認いただきたいのは、Oracle orachk Assessment Report (orachk_<ServerName>_<DatabaseName>_<Date>.html) です。

今回実行した環境では、100 点中 86 点でした。
(添付資料 orachk_emcc_emrepus_081216_033031.zip 参照)

FAIL、WARNING、INFO 等、各種情報が表示されますが、FAIL/WARNING の項目の全てに対処が必要なわけではありません。
表示された内容を詳細まで含めて確認し、RISK 等を考慮して必要に応じて設定変更や対処を実施してください。"FAIL" の項目だけ表示することもできるので、必要な箇所だけ確認いただくことも可能です。

まとめ

最新のベストプラクティスや推奨パッチのチェックを一つひとつ My Oracle Support 等で調べる手間もなく、一通りのチェックをする手段としてはかなり便利なツールです。ぜひお手元の環境において、一度は使ってみていただくことをお勧めします。

※ 本記事は 2016 年 8 月 25 日時点での情報となります。ご紹介した内容について、今後変更される可能性がございます。予めご了承ください。

(オラクル事業部 グローバル・アライアンス&サポート・サービス担当 長瀬)