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データ利活用による課題解決と新たな価値創出の実現に向けて



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基盤ソリューション事業本部 オラクル事業部
サービス推進担当 サービス・イノベーション・グループ

U. Y

はじめに

ここ数年で、様々な場面で「データ利活用」という言葉を見たり聞いたりすることが増えたかと思います。

業務データについて、従来のように経営戦略のためだけに活用するのではなく、現場のメンバーが主体的に活用することで、あらゆる場面での課題解決や新たな価値を創出する機会が増える可能性があります。
しかし、データを活用するためには、適切な可視化を行うスキル、高度な分析を行うスキルなど、保持しているスキルによって精度や正確性に差が出てしまいます。
そのため、必要とするときに必要とする人が使える共通のツールが必要です。

次に、対象となる業務データは、データベースに格納し必要なときに利用できる必要があります。
例えば、Excel ファイル単体に情報を蓄積していた場合、膨大なサイズになるとファイルを開くために時間がかかり、PC のスペックによっては正常に動作しない可能性があります。また、何らかの原因により上書きしてしまったり、ファイルが破損してしまった場合にデータが復旧できなくなる可能性も考えられます。

さまざまな業務データを共通のデータベースに格納する場合、その分の構築や運用管理コストがかかります。
すでにデータベースに格納しているものの、処理が遅い、空き容量が逼迫している、そもそも運用設計が行われていないなど、多くの問題を抱えている場合には、データベースの更改を検討する必要があります。

上記課題を解決する1つとして可視化ツールの Data Visualization Desktop(DVD) と自律型データベースクラウドサービスのOracle Autonomous Data Warehouse Cloud (ADWC) を組み合わせることが考えられます。

ビジネスのあらゆる課題を解決するためのデータ分析や、分析のためのデータベース運用にお悩みの方にぜひともお勧めしたい内容ですので、ご一読いただけますと幸いです。

Oracle Data Visualization Desktop(DVD)

DVD は、Excel などの身近にあるデータやデータベース内に蓄積された情報まで、多種多様なデータソースを基に可視化や高度な分析を行うことができる Oracle 社製のセルフサービス BI ツールです。
データベースは Oracle 社製品に限らず、PostgreSQL、Microsoft Access、Microsoft SQL Server などにも対応しています。

例えば、Excel などの身近にあるデータを用いる場合、高度なスキルが必要ということはなく、マウス操作だけで行えるため、誰でも簡単に分析を始めることができます。この手のツールの場合、結局は自身で列や表の指定が必要であったり、適切なチャートを選択する必要があったりしますが、DVD では機械学習による支援機能により、自動的に最適なチャートを作成することができます。

DVD は、Oracle Analytics Cloud Standard Edition 以上、または、次項でご紹介する ADWC を契約した場合に追加費用無しで利用することができます。

Autonomous Data Warehouse Cloud (ADWC)

ADWC とは機械学習を活用した Oracle 社の自律型データベースのクラウドサービス (PaaS)です。データ分析向けに最適化されており、また、運用に必要な管理タスクを人手を介さずに自動で行います。データベース管理が不要になることから、DBA 不在でも扱える手離れの良いデータベースとなっています。

以下に特徴をご紹介します。

  • データ分析ワークロードに最適化されている
  • Exadata に採用されている技術が使用されており、非常に高速な分析や高度なデータ圧縮が可能
  • ブラウザから数クリックするだけ、数分程度の時間で構築が完了
  • 一般的に必要となるDBA による定常/非定常作業のほとんどを自動化

基本的にはユーザーはデータを投入して利用するだけです。バックアップの設計、各種チューニング、パッチ適用などが不要であるため、現場に DBA が不在であっても運用できる点が強みです。

先述のとおり、ADWC を契約することで、追加費用無しで DVD を利用することができるため、非常に高速なデータの分析や可視化が実現できます。

まとめ

今回は「必要とする時に必要とする人がデータを活用する」手段として Oracle Data Visualization Desktop (DVD)、データを蓄積、分析するためのデータベースとして「運用管理が不要」な Autonomous Data Warehouse Cloud (ADWC) をご紹介しました。

次回以降では、実際に ADWC を構築してサンプルデータを投入し、DVD で可視化するまでの流れを少々(?)ゆるめの雰囲気でご紹介していきます。本当に誰でも簡単にデータを活用できるのか、ぜひご確認ください。