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Oracle Java SE JDK7およびJRE7のMethodHandleクラスの脆弱性により任意のコードを実行される脆弱性(CVE-2012-5088)に関する検証レポート

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2013/01/28
NTTデータ先端技術株式会社
辻 伸弘
小田切 秀曉

【概要】

Oracle Java SE JDK7およびJRE7のMethodHandleクラスに、リモートより任意のコードが実行される脆弱性が発見されました。MethodHandleクラスがサンドボックス外のJavaコードを実行してしまうことに起因しています。

この脆弱性により、リモートからJavaを実行するローカルユーザと同じ権限で任意のコードを実行される危険性があります。攻撃者は、ブラウザ経由でJavaアプレットを読み込ませるように特別に細工されたWebサイトにユーザを誘導することや、細工されたJavaアプリケーションを添付した電子メールを送信し、攻撃対象ユーザにファイルを開かせることでログオンしているユーザと同じ権限を奪取される危険性があります。

この脆弱性が修正されたバージョンが、Oracle社より2012年10月16日にリリースされております。しかしながら、攻撃を成立させるためのコードが容易に入手可能であり、かつ脆弱性に対する攻撃が容易であること、また攻撃を受けた際にシステムへの影響が大きいことから、今回、本脆弱性(CVE-2012-5088)の再現性について検証を行いました。

Oracle Java SE JDK7およびJRE7のMethodHandleクラスの脆弱性により任意のコードを実行される脆弱性(CVE-2012-5088)に関する検証レポート

【影響を受けるとされているシステム】

  • Oracle Java JDK および JRE 7 Update 7以前

【対策案】

Oracle社より、この脆弱性を修正するバージョンがリリースされています。
当該脆弱性が修正された最新バージョンにアップデートしていただくことを推奨いたします。

  • Oracle Java JRE 7 Update 11

なお、Oracle社より提供された上記の最新版でも修正されない問題があるとの指摘がセキュリティベンダーよりされております。詳細は、以下の検証レポートを参照ください。

「Oracle Java SE JDK7およびJRE7のJMX MBeanコンポーネントの脆弱性により任意のコードを実行される脆弱性(CVE-2013-0422)に関する検証レポート」
http://security.intellilink.co.jp/article/vulner/130111.html

【参考サイト】

CVE-2012-5088
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2012-5088

Oracle Java SE Critical Patch Update Advisory - October 2012
http://www.oracle.com/technetwork/topics/security/javacpuoct2012-1515924.html

Oracle Java の脆弱性対策について(CVE-2012-5083等)
http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20121017-jre.html

【検証イメージ】

【検証ターゲットシステム】

  • Windows 8 Java SE JRE 7 Update 7

【検証概要】

ターゲットシステム上で、悪意のあるユーザが作成したWebページを閲覧させることで、攻撃コードを実行させます。それによって、ターゲットシステムにおいて任意のコードを実行させます。
ターゲットシステムは、悪意のあるユーザが用意したホストに制御が誘導されます。

今回の検証に用いたコードは、ターゲットシステム上から特定のサーバ、ポートへコネクションを確立させるよう誘導し、システムの制御を奪取するものです。
これにより、リモートからターゲットシステムが操作可能となります。

* 誘導先のシステムは Debian 6 です。

【検証結果】

下図は、攻撃後の誘導先のシステム画面です。

下図の赤線で囲まれている部分の示すように、誘導先のコンピュータ(Debian 6)のコンソール上にターゲットシステム(Windows 8)のプロンプトが表示されています。
黄線で囲まれている部分の示すように、ターゲットシステムにおいて、コマンドを実行した結果が表示されています。これにより、ターゲットシステムの制御の奪取に成功したと言えます。

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※ 各規格名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。


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