ユースケース

ServiceNowが導く様々な課題解決

経営層・情シス責任者・オペレーターのIT運用に関連する課題について、NTTデータ先端技術とServiceNowがご提案する解決策を紹介します。

Case.01

ITサービスマネジメント業務の標準化・自動化

課題

業務フローがバラバラで人材を
有効活用できていない

経営層
  • 新規ビジネス創出に従事できる人材がいない
情シス責任者
  • トラブル発生・対応状況が把握できない
  • 独自ルールや場当たり的対応が多く、引継ぎ・教育に時間がかかる
  • 運用人員が足りない
オペレーター
  • 記録形式や粒度が担当者・部署によってバラバラで情報共有が難しい
  • 個人のスキルや経験に頼る側面が多く、業務が属人化している
解決策

業務の流れを標準化&自動化する
ことによって人材を有効活用

定型業務を自動化することで社内IT人材の業務負担を軽減
業務を標準化・自動化することで、引継ぎ・教育の手間を最小化
ITSM業務経験のある中途採用者を即時活用可能に
業務フローや記録形式が全部署で統一され、情報共有や活用が容易に
業務が全てワークフロー上に乗ることで対応状況を可視化

現状の運用業務の分析から実装までをスピーディに

関連製品およびサービス

ServiceNow

ITSM

当社ソリューション

ITSM初期導入支援サービス
部署や担当者・システム・機能毎に運用フローが異なり、トラブル発生時における部署間での情報共有や、対応状況の把握・引継ぎ・社員教育までも非効率になってしまっているケースです。これらの課題はServiceNow ITSMを導入することで解決できます。
ITSMに備わっているITIL準拠のコンポーネントを活用することで、業務フローを最適な内容に標準化し、さらにワークフローで業務を自動化。全ての業務がServiceNow上で扱われることで情報が一元管理され、各自の対応状況もワークフローによって可視化されます。
また、業務内容を統一することで引継ぎや教育の手間を削減でき、特にITサービスマネジメント業務の経験がある中途採用者は、配属後すぐに業務に当たることができます。
当社の「ITSM初期導入支援サービス」を活用すると、業務フローの見直しから導入まで最短7週間での構築が可能です。
Case.02

運用オペレーション高度化

課題

人間の手作業・スキル・経験に頼った
運用によるヒューマンリスクの増大

オペレーター
  • 定型作業を人手で対応しており、オペレーターの作業負荷が大きい
  • 常時張り付き型のシステム監視を行っている
  • ヒューマンエラーのリスクがある
  • 個人のスキルと経験に頼っており、業務が属人化している
解決策

手作業や属人化要素を最小限にした
運用オペレーションを実現

定型作業自動化によってオペレーターの業務負荷を軽減し、ヒューマンエラーリスクを最小化
影響範囲特定や対応優先順位付けを効率化することで、経験が浅くても対応可能に
経験者においても、人間の判断が必要な事柄以外の確認作業が不要になり、業務効率化を実現

ServiceNowとHinemosで運用業務を高度化

関連製品およびサービス

ServiceNow

ITSM

当社ソリューション

運用管理ソリューションHinemos連携
監視ツールからのアラートの振り分けやジョブ実行などの定型業務を全て手作業で行っていることで、常時張り付き型のシステム監視を余儀なくされているケースは、ServiceNowと運用管理ツールの連携によって解決できます。
オペレーター頼みの運用対応では、業務量が非常に多くなり、個人のスキルや経験に頼る側面も多いことから属人化の問題も発生。加えてヒューマンエラーが生じる可能性もあります。
当社が提供する統合運用管理ソフトウェア「Hinemos」とServiceNowを連携させることで、アラート内容から自動的にチケットを生成。手作業をなくすことで、オペレーターの業務負荷とヒューマンエラーのリスクを軽減できます。
また、ServiceNow ITSMの機能である依存関係ビューを活用することで、アラート検知箇所の正常性や緊急度を視覚的に確認でき、経験の大小にかかわらず迅速な対応判断が可能になります。
Case.03

障害対応迅速化

課題

障害発生時の動き出しが遅い

情シス責任者
  • ダウンタイムの短縮が難しい
  • 障害がサービスに対して与える影響が特定できない
オペレーター
  • 構成情報とイベントを紐付けて管理出来ていない
  • 障害該当箇所や影響範囲特定・調査に時間がかかる
  • 根本原因分析が個人の経験頼みになっており、属人化している
解決策

影響範囲特定や根本原因分析をAIに任せる

常に最新かつ正確な構成情報を収集・管理し、有事の際に即座に活用できる状態に
影響範囲特定および根本原因が自動で判断される仕組みを作り、障害復旧までの所要時間を短縮
判断にAIの力を借りることで、経験が浅くとも障害対応が可能に

AIOpsの導入により障害復旧時間を大幅短縮

関連製品およびサービス

ServiceNow

ITSM・ITOM・ITOM Visibility
障害発生時の影響範囲特定・根本原因対応に時間がかかり、初動の遅れやダウンタイムが発生しているケースは、ITSM・ITOMを用いることで解決できます。
ITOM Visibilityを用いて、影響範囲・根本原因を考える上で必須の構成情報収集を自動化し、情報を一元管理。加えて、ITSMでインシデント情報を構成情報に紐づけて管理することで、障害発生時の情報確認作業が不要になり、即座に対応に取り掛かることができます。
さらに、ITOMのService Mapping機能でシステムと構成情報を紐付けし、原因箇所や影響範囲を可視化。ServiceNowが提供するAIのほか、当社が取り扱うAI製品と連携することで、根本原因対応も効率化することができ、エンジニアが復旧対応作業にのみ集中できる体制を実現します。
Case.04

セキュリティ運用高度化

課題

セキュリティ運用体制が不十分

経営層
  • 企業の信用にかかわるセキュリティリスクの報告が遅い
情シス責任者
  • セキュリティ人材が不足しており、業務負荷が大きく、対応にも時間がかかる
オペレーター
  • アラートや脆弱性情報が非常に多く、調査・評価・優先順位付けが困難かつ時間がかかる
解決策

限られた人数でも適切な
セキュリティ運用を可能に

アラート検知時、重複・誤検出確認を自動化
アラートとCI(構成要素)の関係を自動でマッチングし、優先度付けを自動化
リスク状況をダッシュボードにより可視化

ビジネスを止めかねない脆弱性を可視化し、リスク管理体制を確立

関連製品およびサービス

ServiceNow

ITSM・ITOM・SecOps・SecOps Vulnerability Response

当社ソリューション

脆弱性管理ソリューション
人材不足により、日々検出される脆弱性アラートに対する誤検知や許容度判断・対応策など、多くのプロセスを必要とするセキュリティ運用を回し切れていないケース。ServiceNow ITSM・Security Operationsを用いた、当社の脆弱性管理ソリューションによって解決することが可能です。
脆弱性スキャン製品とServiceNow Security Operationsを連携することで、スキャンデータの整理および誤検知・許容判断を自動化します。また、CMDB上の情報と突合し、脆弱性情報の重大度や影響範囲の重要度を加味して自動で優先順位付けを行います。
対応作業までに必要なタスクを効率化し、真に緊急度の高い脆弱性対応を優先して実施できる体制となることで、限られた人員でも適切なリスク管理が可能になります。
Case.05

CMDB活用によるリスク管理

課題

社内に潜む「未知のリスク」への備えができていない

経営層
  • コンプライアンス遵守徹底の仕組み化が不十分
情シス責任者
  • 構成情報やIT資産管理を手作業で行っており、抜け漏れがある
  • バージョン・ライセンスが一元管理出来ていない
  • 情報の管理場所・更新日が定かでなく、最新かつ正確な状態になっていない
解決策

CMDBを活用し、「見えないリスク」に対応できる体制を実現

あらゆる構成情報を一元管理し、要素同士の関係を可視化
社内システムに関わる契約や資産保有者まで常に適切に管理
変更を即座に検知し、理由もあわせて記録することで故障対応を迅速化

CMDBを活用し、社内システムに関わる「未知のリスク」に備える

関連製品およびサービス

ServiceNow

ITSM

当社ソリューション

INTELLILINK 構成情報活用サービス
Case01~04に挙げた内容に限らない広範なリスク管理を、ServiceNow ITSMで実現したケースです。
本番環境の構成情報に加え、ライセンスや資産といった社内システムに関わるあらゆる情報を、ServiceNowのCMDBで常に最新・正確な状態で一元管理。社内システムに関係のある要素から発生しうるあらゆるリスクに対し、トラブル発生時に即座に現状把握や原因特定を行うことができる体制を実現します。
また、ServiceNow上で実施したインシデント対応・問題管理の情報を自動的に構成要素に紐づけて保存。変更を漏れなく検知できることで、社内システム停止のリスクも最小化。コンプライアンスからビジネス停止まで幅広いリスクに備えられます。
当社の基盤領域における経験を基に、ServiceNowの基盤であるCMDBを活用した最適なリスク管理プロセスのご提案が可能です。
Case.06

ServiceNow導入後の管理・運用をサポート

課題

ServiceNow導入後の管理・運用が負担

ServiceNow運用担当者
  • 英語での問い合わせやお知らせ確認の負担が大きい
  • バージョンアップ時の不具合を最低年1回検討するのが負担
  • カスタマイズ内容が適切かどうか分からない
  • 社内で運用する人材の育成が大変・なかなか育たない
解決策

アウトソーシングを活用し、
社内人材の負担を軽減

問い合わせ先を当社ポータルサイトに一元化。あらゆる問い合わせをServiceNowの複数窓口に連絡する必要なく、日本語でのやりとりが可能に。
既存設定への評価を当社が対応し、バージョンアップを支援

アウトソーシングのみならず対応力向上までご支援

関連製品およびサービス

当社ソリューション

ITSMサポートサービス
ServiceNow導入後における運用の負担やノウハウ不足といった課題は、当社ITSMサポートサービスが解決。
ServiceNowが複数用意している問い合わせ窓口を当社に一本化し、全て日本語でのやり取りを可能にします。最低年1回発生するバージョンアップの際、現行のIT環境への影響調査やテスト支援のご支援も可能。また、お客様の会社全体の構築インスタンス状況の調査/ヒアリングを行い、その内容を基に計画を立て、アップグレードの実施やATF導入に必要な事前のノウハウをご提供するトレーニングプログラムも実施します。アウトソーシングのみならず、お客様自身での対応力向上まで徹底的にサポートいたします。(※今後ITSM以外の製品も随時対応予定)
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