急速な勢いで進化を続けるAIを活用するための基盤、アプリケーション開発は、いかにあるべきか?
NTTデータ先端技術の取り組みを紹介します。
人工知能(AI)とはそもそも「人工知能(AI)」をどうとらえるべきか
いま最も注目されているテクノロジーの1つに人工知能(AI:Artificial Intelligence)があります。AIは、一般的には「人が実現するさまざまな知覚や知性を人工的に再現するもの」という意味合いで理解されています。
しかし実際には、AIに対して一意に決まった定義がなされているわけではありません。コンピューター・サイエンスや認知科学、医学、心理学、さらには哲学にいたるまで、今もさまざまな立場で論じられ続けている領域です。
ディープラーニングによってAIの精度が大幅に向上
AIは、専門家が持つ経験則をルールベースに展開して人の知的作業を支援する「第一世代」から、統計/探索モデルによって最適解を発見する「第二世代」を経て、脳モデルに基づき認識性能を飛躍的に向上させる「第三世代」へシフトしています。
昨今、AIが急速に注目を集めるようになったのは、まさにこの第三世代のテクノロジーが出現したことにあります。人間の脳神経回路を参考にしたアルゴリズムである「ディープラーニング」と呼ばれる手法はその代表です。従来の機械学習のように、データサイエンティストが特徴量(※)を設計しなくても、コンピューター自身が膨大なデータを読み解き、そこに隠れているルールや相関関係などの特徴を発見します。
人間と同じように帰納的な推論を行うことで、自律的に“意味” や“概念” をもあぶり出していくのです。
さらに、その後も継続して学習を続け、賢さに磨きをかけていきます。
ディープラーニングによってAIの精度は大きく向上したのです。
※モノ・事象などの識別、予測などにおいて有用な情報であり、データ項目からの選択や、複数データ項目から組み合わせより設定する
世代を超えた多様なAIの手法を適材適所で活用
このように第一世代から第三世代の手法を適材適所で組み合わせ、さらにはモバイルやウェアラブル、IoT、アナリティクス(統計分析)などのシステムともシームレスに融合しながら、さまざまな業務課題に対応するソリューションをデザインしていくことが、これからのビジネスにおけるAIへの向き合い方であり、活用法となるのです。
一般的にAIの適用領域は以下の3つであると言われています
ビジネスシーンにおけるAI活用の重要ポイント
AIを導入検討する場合、学習の部分にフォーカスされがちですが、実際にAIを効果的に、そして継続的に活用するためには、AIのライフサイクルを適切に回せることが重要になります。
当社ではシステム基盤構築とアプリケーション開発で培ったノウハウと知見を活用し、学習データを蓄積するデータレイクの構築からDeep Learning基盤の構築、AIアプリケーション開発、AI導入の技術支援までを一貫して取り組んでいます。
(※バイリンガル案件の実績も豊富ですので、詳細はお問い合わせください)