ITシステム運用へのAI活用を積極的に推進する“AIドリブン運用”により、飛躍的な「品質向上」「アジリティ向上」「コスト低減」を実現します。
HinemosやServiceNow等の運用コアツールとその技術スキル、ITILなどの運用メソドロジをベースに、提案からサービス開始後の継続的改善までの全工程を網羅したサービスを提供します。

運用高度化

ソリューションの特長

1メソドロジをベースとした運用標準化

  • NTTデータの開発/運用メソッドをベースとした、実績のある方式・方法論で最適な運用改善を実現します。
  • 運用の標準化と集約化の促進、AI活用による運用高度化を考慮し、システムアーキテクチャを勘案した設計・構築を行います。
  • サービスレベル目標とその見える化のための指標を定義し、運用開始後の継続的な改善を支援します。

2コアツール活用による運用自動化

  • 統合運用管理ソフトウェアHinemos、ITILベースのITSMを推進するServiceNowをはじめ、運用ツールを統合し、最適な運用環境を構築します。
  • システムの可用性・性能/拡張性・セキュリティを保ち、運用の自動化を促進するとともに、運用ログの活用によるAIドリブン運用を可能とします。
  • 運用課題に応じたxOps(DevOps, SecOps, PerfOps, CloudOps, FinOps, AIOps, NoOps 等)の導入と実装を支援します。

3AIドリブン運用による運用高度化

  • 従来人手で実施していた業務を抜本的に見直し、AIを用いた自動化を推進し、ヒューマンエラーの撲滅と対応の迅速化を実現します。
  • 人だけでなくAIが扱いやすいデータ管理により、学習データとなる良質なデータを蓄積し、継続的にAIのパフォーマンスを改善します。
  • 「システム運用AIアシスタント」とのコラボレーション・協働により運用作業を効率化、作業負荷の軽減、属人化を排除します。

AIドリブン運用とは

ITシステムの運用にAIを活用する試み(AIOps)は以前から存在していましたが、生成AIの台頭によりAI技術が大きなブレークスルーを迎え、あらゆる業務にAIの適用が進んでいます。
システム運用の現場でも、従来の人間の経験や直感に頼っていた部分が、生成AIを用いたデータ解析によるトレンド/異常予測などを通じてAIがサポートすることで変革が行われてきています。
この変革をさらに推進するためには、単に利用可能な部分にAIを導入するだけではなく、AI活用を前提としたシステム運用の仕組み(AIドリブン運用)が必要です。

AIドリブン運用を構築することで、運用業務の効率化と自動化が実現し、運用品質の向上、故障対応や運用改善のアジリティの向上、運用コストの低減が可能となります。

AIドリブン運用を実現するためには、AIが活用できる形でデータを整理・蓄積し、自動化を前提として運用業務をデジタル化し、デジタルワークフローとして定義・実装することが重要です。
当社では「AIドリブン運用」を実現するために必要な運用設計や運用プロセスをメソッドとして整理し、それを実現するためのコアツールの提供とリファレンスとなるアーキテクチャをご提示します。

AIドリブン運用

システム運用AIアシスタント

AIドリブン運用の実現に向けた取り組みの一つとして、当社では「システム運用AIアシスタント」構想を描いています。
「システム運用AIアシスタント」構想とは、ITシステムから収集・蓄積したデータなどの運用に関するシステム固有の情報や、NTTデータ先端技術がこれまでに培ってきた設計や保守などに関する運用ナレッジをもとに、生成AIを活用してシステム運用の自動化・効率化を目指すものです。様々な情報をシステム運用AIアシスタントが総合的に処理することで、運用業務上のサービスマネージャーの判断をアシストしたり、自動でシステムへの実行指示を行ったりすることを可能とし、ITシステム運用の高度化を実現します。

システム運用AIアシスタント

サービス一覧

本ソリューションを構成するサービスは順次拡充を予定しております。
提供開始している以下のサービス以外にも、システム運用に関する課題やお悩みについてもお気軽にお問い合わせください。

サービス名 概要・ユースケース 対象
ITSM/AIOpsアセスメントサービス

【提案、コンサルフェーズ】
ITILの標準的なプロセスを基に、実際のITSM導入経験で得たノウハウも含めたアセスメントを実施し、運用の標準化と自動化における現状の課題を抽出すると共に、生成AIを活用した運用の高度化を含めた改善案を提示します。
アセスメントは以下の観点で実施します。

  • アップグレードの容易性
  • ユーザーエクスペリエンス
  • 標準データベースモデル
  • パフォーマンス

【ユースケース】

  • ServiceNow ITSM for Now Assistのさらなる活用
すでにServiceNow 等を用いてITSMを導入済みのお客様
イベント管理省力化サービス

【設計、構築・試験、運用フェーズ】
生成AIを用いて、各種システム監視製品(Hinemos、JP1等)で検知したイベント情報を基に高度な運用を実現します。
具体的には以下の機能を提供します。

  • イベントを基にアラート、インシデントを自動起票
  • イベントから起票されたアラートの要約
  • 発見したイベントに対する自動修復タスクの実行
  • 特に注目したいイベントだけをリスト化

【ユースケース】

  • 監視データやログデータの分析による異常箇所の特定
  • アラートイベントの関係性の特定(共起するイベントや関連イベントの特定)
  • パフォーマンスやリソースの将来予測
イベント管理の高度化を検討されているお客様
インシデント対応迅速化サービス

【運用フェーズ】
システム運用にて蓄積されたインシデント情報を、生成AIを用いて有効活用することにより、運用の効率化や品質向上を実現します。
具体的には以下の機能を提供します。

  • インシデントを基にした対応策の提案
  • インシデント対応後のドキュメントの作成

【ユースケース】

  • インシデント対応の過去の類似事例の検索
  • 故障対応ナレッジの自動蓄積(インシデントクローズ時の自動サマリ生成と格納)
インシデント管理における対応工数削減、属人化排除を実現したいと考えているお客様
運用自動化ファクトリー

【継続的改善フェーズ】
AI活用を前提に、各種運用現場での課題と目標設定を整理し、継続的改善を支援します。
具体的には以下の機能を提供します。

  • 要求された運用スクリプトの提供
  • 運用改善方式の提示

【ユースケース】

  • 故障自動復旧
  • 運用SaaSサービス連携
運用自動化による運用改善をリーズナブルに進めたいお客様

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