INTELLILINK OTセキュリティインシデント対応ワークショップ

 

生産現場の事業継続を支える、セキュリティインシデント対応力強化の支援

当社では、事業継続計画(BCP)の実効性を高めるための「INTELLILINK OTセキュリティインシデント対応ワークショップ」を提供します。
ワークショップを通じて、万が一の事態にも迅速かつ的確に対応できる体制づくりを支援し、お客様の事業継続力強化に貢献します。

BCPにおけるセキュリティインシデント対応の重要性

OT環境のセキュリティ情勢

近年、OT環境(生産制御システム)は、業務効率化やデータ活用の観点からITシステムとの連携が進み、外部ネットワークとの接続が一般化しています。
これにより従来は閉じたネットワーク内で運用されていたOT環境もサイバー攻撃のリスクが高まり、ITと同様にセキュリティ対策が求められるようになっています。

事業継続における課題

サイバー攻撃によるセキュリティインシデントが発生した場合、以下のような深刻な影響が想定されます。

  • 工場や製造研究施設の閉鎖
  • 生産ラインの停止
  • 製品・サービスの供給遅延

「INTELLILINK OTセキュリティインシデント対応ワークショップ」とは

セキュリティインシデント対応をテーマにした講義およびグループワークを通じて、参加者のセキュリティ意識と対応力の向上を図り、生産現場のインシデント対応体制の強化を支援します。

推奨される対象組織

  • BCPの観点から生産現場のセキュリティリスクを正しく認識・共有したい。
  • セキュリティインシデントに備え、検討すべきことや準備事項を整理・明確化したい。
  • セキュリティインシデント発生時における自部門/他部門の役割を理解し、連携を強化したい。
  • 現行のセキュリティ教育をさらに発展させ、現場に根付く意識・行動変容を促したい。

ワークショップの実施効果

  • 一般的なインシデント対応の流れを理解できる。
  • 近しい業種、業界で起きた事例を扱うことで、イメージを持ちやすく関心を寄せやすいため、高い学習効果が得られる。
  • インシデントの発生がOT環境(生産制御システム)にもたらす影響について理解が深まる。
  • 参加者間で、インシデント対応に対する認識の違いやずれに気づくことができる。
  • セキュリティインシデントの発生に備え、検討すべきことや準備すべきことが確認できる。
  • セキュリティ意識が高まり、なにかしらの異変に対してセキュリティインシデントの可能性を疑う姿勢となり、見逃しを防ぎ、早期の検知・発見につながる。
  • ワークショップ参加者のセキュリティ意識が向上することで、今後の取り組み(セキュリティ体制の改善、セキュリティ意識向上に関する施策など)に対して協力を得やすくなる。

「INTELLILINK OTセキュリティインシデント対応ワークショップ」の特徴

1組織と現場特性に合わせた柔軟なプログラム設計

お客様の業種・組織構造・参加者の役割に応じて、ワークショップの内容を柔軟に設計・調整します。
単なる座学ではなく、実際の業務や連携体制を想定したシナリオを通じて、現場で活かせる対応力の強化を支援します。

2幅広い業種・職層への豊富なワークショップ・演習実績

精密機器、化学、エネルギーなどの分野を中心に、幅広い業種で多数の実績があります。
生産現場やCSIRT・システム部門だけでなく、経営層やスタッフ部門など多様な立場の参加者を対象に、組織横断での対応力向上を支援してきました。

3経験豊富なセキュリティのプロが対応

社外のサイバーセキュリティ専門組織(日本シーサート協議会/JNSA等)のワーキンググループで活動し、最新の知見と実践的スキルを磨いてきたプロフェッショナルが対応します。

「INTELLILINK OTセキュリティインシデント対応ワークショップ」の仕様

ワークショップのプログラム

ワークショップは、以下の内容を中心に構成されています。

  • セキュリティトレンドやインシデント事例など解説する講義
  • インシデント発生を想定したシナリオを用いたグループワーク

ワークショップのプログラム

シナリオの開示有無

事前にグループワークシナリオを参加者へ開示する方式、開示しない方式のいずれも対応可能です。

参加者

セキュリティ業務の主担当ではないOT環境(生産制御システム)の責任者を含む、現場の従業員の方々を主な対象としています。
目的や成熟度に合わせて調整可能です。

開催方法

ワークショップは、お客様オフィスへの訪問により実施します。

サービスの流れ

本サービスはワークショップ準備からワークショップ後の報告会までを約3カ月で実施します。

ワークショップ準備
  • お客様の課題や現状に合わせてワークショップの目的や方式を設定します。
  • 目的やお客様の環境に合わせて、ワークショッププログラム(講義コンテンツ・シナリオ)を調整します。
    ※一部は調整ができないコンテンツがございます。
ワークショップ当日

準備したワークショッププログラムに沿って実施します。

講義

昨今のセキュリティトレンドや製造業・重要インフラ分野で発生したインシデント事例を解説し、参加者の理解を深めます。
セキュリティ対応の勘所や落とし穴についても、専門家の視点からポイントを整理します。

グループワーク

参加者によるシナリオ検討に対し、専門家が議論の活性化や視点の補足、質疑対応などを通じて支援します。
議論の深まりと現場への気づきを促進するとともに、振り返りを通じて学びの定着も図ります。

演習後

ワークショップの実施結果及び各種評価を示した報告書を作成し、報告します。

目次(例)

  1. ワークショップ実施結果
  2. 目的達成度評価
  3. インシデント対応評価
  4. 参加者アンケート分析

成果物イメージ

※ 以下のスライド画像にて、成果物イメージをご確認いただけます。

  • 目的達成度評価
  • インシデント対応評価
  • ワークショップ実施結果①
  • ワークショップ実施結果②
  • 参加者評価
  • 運営評価

料金

400万円~ (個別見積り)
お問い合わせください。

  • 文中の商品名、会社名、団体名は、一般に各社の商標または登録商標です。

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