
5G技術の解説とその活用 -ビッグデータからIoTとAIへ-
セグメントルーティングとは?

昨今、ネットワークにおけるフォワーディング方式として、「セグメントルーティング(Segment Routing)」というキーワードを耳にする機会も増えてきたと思います。
例えば、5G技術の標準化を進める3GPP(3rd Generation Partnership Project)の仕様検討を進めるワーキンググループであるTSF(Technical Specification Group)の中のCT4(Core Network and Terminals)では、5Gコアネットワークのユーザプレーンプロトコルの検討が進められていますが、SRv6(Segment Routing IPv6)が候補として検討が進められています。また、ネットワークスライシング、サービスチェイニングの実現手段としてセグメントルーティングが語られることも多くなりました。
このコラムでは、「セグメントルーティングとは何か?」、「どのような技術を用いるのか?既存のフォワーディング技術とは何が異なるのか?」、「どのようなユースケースが考えられているか?」など、について概要を解説します。
セグメントルーティングとは?
SRv6をもう少し深堀してみよう。
5G概要

「5G」という言葉を耳にする聞く機会が多くなってきました。表面的には携帯電話の通信方式が次の世代(Generation)に変わることを意味していますが、実は人と人の間を結ぶ電話やメール、SNSのやり取りだけではなく、さまざまなデータ通信の世界に、大きな革命を起こすと期待されている無線電波を 使った新しい移動体通信方式なのです。
この5G技術を使い、さらには、この5G技術とIoTやAIを組み合わせることにより、どんな世界が広がっていくのでしょうか?
本コラムでは実現される技術のポイントを一つひとつ見ながら、次に来る新しい世界を想像してみたいと思います。
5GとIoT(ときどきセキュリティ)

5GとIoT(ときどきセキュリティ)~ IoTにおける5Gと他の通信技術の使い分け ~
IoTという単語と同時に、よく聞かれるのが「5G」です。なぜ、IoTの分野で…