【プレスリリース】OSS統合運用管理ソフトHinemos、Oracle Exadataに対応
~Hinemosの活用により、統合運用管理のコスト削減を実現~
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ニュースリリース - 2017.02.02
NTTデータ先端技術株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:三宅 功、以下、NTTデータ先端技術)は、統合運用管理ソフトウェアHinemos(以下、Hinemos)のOracle Exadata対応を2017年2月2日より開始します。同日よりOracle ExadataへのHinemosの導入支援サービスを販売し、2017年4月1日より導入支援サービスと製品サポートの提供を開始します。
日本オラクル社の提供する「Oracle Exadata」は、データベース処理向けにソフトウェアおよびハードウェアがあらかじめ最適化されたエンジニアド・システムです。本日、株式会社NTTデータより新たにリリースされるHinemos Ver.6.0では、このOracle Exadata上で稼働するOracle Databaseをはじめとしたシステム全体の運用管理が統合的に実現可能となります。
これまで、多くの統合運用管理ソフトウェアは、プロセッサー数に依存するライセンス体系のソフトウェアとなるために、高額なソフトウェアの追加費用が発生しましたが、Hinemosはオープンソースソフトウェアであるため、Oracle Exadataおよび、これを含むシステム全体の統合運用管理を低コストで実現可能となります。
背景
近年、企業内の業務システムなどに蓄積される膨大な情報を分析・加工して、企業の意思決定に活用するデータウェアハウス(DWH)やビジネスインテリジェンス(Business Intelligence)のニーズが高まっています。企業で取り扱うデータ量は増加の一途をたどっており、大規模なデータの高速処理に優れたエンジニアド・システム「Oracle Exadata」が注目されています。このOracle Exadataを導入するにあたり、Oracle Exadataの構成及びその特徴から運用管理に関する課題が2点あります。1点目は、高速な処理を実現するため多くのCPUコアを搭載しているため、同環境にソフトウェアを追加する場合に、プロセッサー数に依存するライセンスモデルであると高額な導入・維持費用がかかることになります。2点目は、エンジニアド・システムの特徴上、同環境にソフトウェアを追加する場合はシステムごとに動作確認をするなどの作業が必要でした。そのため、例えばシステムの統合運用管理について考えると、Oracle Exadataへ運用管理のエージェントを導入するには、導入費用が高額で、かつ、通常のサーバーへ導入する場合と比べても追加作業によるユーザー負担が高くなっていました。
これまで Hinemosはエンタープライズ領域で導入促進に向け、Oracle Linux上の動作サポートや仮想化プラットフォームとしてOracle VMおよび、Oracle Enterprise Managerとの連携など、Oracle製品との連携を進めてきました。このたび、大規模・エンタープライズ領域へのさらなる発展に向け、NTTデータ先端技術よりOracle ExadataへのHinemosの導入支援サービスとOracle Exadata上のHinemosの製品サポートを提供することとなりました。オープンソースソフトウェアの特徴を生かし、ライセンス費用なしでOracle ExadataへHinemosを導入することができます。またNTTデータ先端技術の技術力を活用して導入支援から製品の動作保障並びに製品サポートを提供します。
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図. HinemosによるOracle Exadataの運用管理
概要(特長)
- Oracle Exadata環境およびシステム全体の統合運用管理を実現
- Oracle ExadataへのHinemosエージェントの動作保障並びに製品サポートを行います。これにより、Oracle Exadata環境に関する監視やジョブ管理を他のサーバーと同様にコスト削減が可能になります。また、Oracle Exadataを含むシステム全体の運用管理をHinemosにより統合的に実現できます。
- Oracle Exadata環境の運用管理に関する設計・支援も対応
- Oracle Exadataの導入とともに、Oracle Exadata環境へのHinemosの設計・構築などの導入支援をサービスとして提供します。
提供開始時期
Hinemos Ver.6.0より、Oracle ExadataへのHinemosエージェントの動作保障並びに製品サポートおよび、Oracle Exadata環境へのHinemosの設計・構築などの導入支援サービスを提供します。本サービスは、2017年4月1日より開始予定です。
今後について
NTTデータ先端技術では、Oracle Cloud対応などオラクル製品とHinemosの連携強化を進めていき、本サービスにおいて3年間で導入件数60件を目指します。
また、2017年4月18日(火)に「Hinemos ver.6.0 製品発表」を開催します。
Hinemos ver.6.0 製品発表
日時 | 2017年4月18日(火)13:20~17:20 |
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会場 | 東京ミッドタウン |
主催 | Hinemosアライアンス |
参加費 | 無料(事前登録制) |
当セミナーの詳細は以下のサイトに掲載しています。
- Hinemos ver.6.0 製品発表(外部リンク)
http://www.hinemos.info/seminar/201704_ver60
日本オラクル社からのエンドースコメント
日本オラクル株式会社は、NTTデータ先端技術の「OSS 統合運用管理ソフトHinemosのOracle Exadataへの対応」を歓迎いたします。あらゆるデータベース処理に最高のプラットフォームとして高い性能および可用性を備える「Oracle Exadata」をはじめとするオラクルのエンジニアド・システムは、全世界で数千台の導入実績を持ち、多くのお客様システムで幅広く採用されております。「Oracle Exadata」におけるNTTデータ先端技術のこれまでの導入実績、および導入前のPoCから一次保守までのワンストップサービスにおける豊富な知見と、オープンソースソフトウェア「Hinemos」の融合により、より多くのお客様において、低コストかつシステム全体の統合的な運用管理の実現が促進されることを期待しております。
日本オラクル株式会社
クラウド・システム事業統括
執行役員 山本 恭典
関連サービス
関連サービスとして、当社では以下の運用支援サービスをご提供しています。
- Hinemosポータルサイト:
http://www.hinemos.info/ - Oracleソリューション:
http://www.intellilink.co.jp/business/platform/oracle - Oracle Engineered Systems PoC(Proof of Concept)サービス:
http://www.intellilink.co.jp/business/platform/PoC.html - Oracle Exadata導入支援サービス:
http://www.intellilink.co.jp/solutions/oracle/service/exadata.html
- *「Hinemos」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- *OracleとJavaは、Oracle Corporationおよび、その子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
- *その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
NTTデータ先端技術株式会社
営業推進部 営業推進担当 広報グループ
大西
Tel:03-5843-6860
製品・サービスに関するお問い合わせ先
NTTデータ先端技術株式会社
ソリューション事業部
大上、澤井
Tel:03-5859-5457
オラクル事業部
橋本、田村
Tel:03-5843-6897
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