【ニュースリリース】音声認識、FAX応答などのCTIプラットフォームが仮想/クラウド環境で対応可能に
~VOISTAGEマルチメディアボックスにLAN対応モデルを追加~
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ニュースリリース - 2017.10.18
NTTデータ先端技術株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:三宅 功、以下、NTTデータ先端技術)は、音声/FAX応答プラットフォーム「VOISTAGEマルチメディアボックス」のラインナップに、仮想化/クラウド基盤に対応した大規模・多回線モデル「VOISTAGEマルチメディアボックス VS-2301LB(以下、新マルチメディアボックス)」を加え、本日より販売開始します。
音声認識、高速FAX処理機能など、各種機能をもちあわせたコールセンター/CTI(Computer Telephony Integration)*1プラットフォームのマルチメディアボックスはサーバーとUSBで接続利用することが前提でした。
今回販売開始する新マルチメディアボックスはホストインターフェースにLANを採用したことにより、仮想環境やクラウドに対応が可能となりました。これにより、データセンターなどへのサーバー集約が実現し、遠隔地での運用が可能になるほか、設置環境のダウンサイジング効果やコスト削減効果が実現できます。
なお、2018年1月にアナログ回線版の「VOISTAGEマルチメディアボックス VS-401LB」の販売を予定しています。
背景
従来、CTIシステムの構築には、サーバーのPCIバスに接続するタイプのテレフォニーボード*2をセットアップしていました。その後、サーバーの小型化が進み、物理的にテレフォニーボードを搭載できるサーバーの種類が限られてくるなど、機器選定の選択肢が狭まってきました。
この課題を解決するために、2006年に当社より発売したのが、VOISTAGE*3の「マルチメディアボックス」です。マルチメディアボックスは、独立したアプライアンスとしてホストインターフェースにUSB 2.0を採用することで、テレフォニーボードと同等の機能を持ちながら、サーバー内の物理的スペース、バスの形式や相性にとらわれず、容易にCTIプラットフォームを構築できるようになり、サーバーの選択肢が大幅に広がりました。
一方で、近年多くの業務システムがクラウド、あるいは仮想環境において運用されるようになってきましたが、マルチメディアボックスはホストとの接続がUSBであったため、対象となるホストは物理サーバーであることが条件となり、設置場所についてもサーバーとUSBで接続可能な範囲に限られていました。
これらの課題を解決するためNTTデータ先端技術では、ホストインターフェースにLANを採用した新マルチメディアボックスを開発し、本日より販売開始します。
これにより、仮想環境を利用することが可能になり、サーバー集約によるコスト削減効果や、設置環境のダウンサイジング効果が期待できます。また、クラウド環境を利用した場合には、サーバーの一元管理が可能となり、障害発生時などには運用機とスタンバイ機を即座に切り替えることなどが可能となり、メンテナンスコスト削減、業務軽減のメリットを享受できるようになります。
新マルチメディアボックスの特長
仮想環境に対応
ホストインターフェースにLANを採用することで、VMwareやHyper-Vをはじめとした仮想環境に対応しました。それにより、他の業務システムと同様の物理サーバーへの集約が可能になり、設置環境のダウンサイジング化、コスト削減が可能となります。
サーバーとマルチメディアボックスを遠隔地にて運用可能
従来のマルチメディアボックスはUSB接続であったため、サーバーとマルチメディアボックスは同一の場所に設置する必要がありましたが、新マルチメディアボックスはLAN接続のため、例えば、サーバーはデータセンターに設置し、「03」や「06」など地域固有の電話番号を通知したい店舗や支店にはマルチメディアボックスのみを設置するなど、ネットワーク構成により柔軟な運用環境が実現可能です。
また、故障発生時には運用機とスタンバイ機の即座の切り替えができるため、メンテナンスや業務のコスト削減が可能になります。
遠隔地運用の概要図
販売時期と予定価格
標準価格 | 販売開始日 | |
---|---|---|
VS-2301LB (INSネット1500回線版) |
249万円 | 2017年10月18日 |
VS-401LB (アナログ回線版) |
59.8万円 | 2018年1月予定 |
今後について
NTTデータ先端技術では、新マルチメディアボックスについて、2020年度末までに10億円の販売を目指します。
なお、本製品のデモンストレーションモデルを2017年11月9日~10日に池袋サンシャインシティで開催される「コールセンター/CRMデモ&カンファレンス2017in東京」にて展示いたします。(ブース番号:2D-12)
イベントの詳細につきましては、下記をご参照ください。
- コールセンター/CRMデモ&カンファレンス2017 in 東京
http://www.callcenter-japan.com/tokyo/
関連情報
新マルチメディアボックスのその他の機能や仕様につきましては、下記サイトをご参照ください。
- VOISTAGEマルチメディアボックス「VS-2301LB」「VS-401LB」製品情報
http://www.intellilink.co.jp/business/software/vs401lb-vs2301lb.html
- *1 CTI(Computer Telephony Integration)の略で、電話やFAXをコンピューターシステムに統合する技術のこと。
- *2 テレフォニーボードとは、サーバーなどに挿入することで音声応答、FAX応答、通話録音などの機能を実現するための基盤の総称。
- *3 VOISTAGEは、NTTデータ先端技術がこれからのCTI/CRM市場に向け提案する、新しいコンセプトを持った戦略ブランドのこと。ハード・ソフトの一体開発と国内生産による信頼のサポート、強力な販売ネットワークは、すでに数多くの導入実績と高い評価を得ています。
- *VOISTAGEは、NTTデータ先端技術株式会社の登録商標です。
- *その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
NTTデータ先端技術株式会社
営業推進部 営業推進担当 広報グループ
大西
Tel:03-5843-6860
製品・サービスに関するお問い合わせ先
NTTデータ先端技術株式会社
Blue3事業部 戦略推進担当
中林、小谷
Tel:03-5843-6848
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