当社社員が「第8回 日本OSS貢献者賞・日本OSS奨励賞」を受賞しました

お知らせ - 2013.03.08

当社社員の「第8回 日本OSS貢献者賞・日本OSS奨励賞」の受賞が発表されましたのでお知らせいたします。

「日本OSS貢献者賞・日本OSS奨励賞」は、優れたオープンソースソフトウェア(OSS)の開発及び普及に貢献した個人等を表彰することを目的として、日本OSS推進フォーラムによって催されています。今回の受賞により、当社社員は「日本OSS貢献者賞・日本OSS奨励賞」に関し4年連続での受賞となりました。

賞の概要

名称 第8回 日本OSS貢献者賞・日本OSS奨励賞
主催 日本OSS推進フォーラム
後援 経済産業省、独立行政法人 情報処理推進機構、The Linux Foundation

日本OSS推進フォーラムの報道発表

  • 「第8回 日本OSS貢献者賞・日本OSS奨励賞」受賞者を選定

当社受賞者

日本OSS貢献者賞

ソリューション事業部 OSSソリューションBU 半田 哲夫

受賞内容(日本OSS推進フォーラムの発表内容より)

Linux向け国産セキュリティ強化モジュールであるTOMOYO Linuxの主開発者として2003年から取り組み、信条に沿わないものに否定的になりがちなセキュリティ専門家の説得を続け、TOMOYOやAppArmorのメインライン化に貢献した。

その後も、もっと扱いやすく理解しやすい手法の模索を続けながら、セキュリティ強化Linuxの普及と活用に努めてきた。最近では、Linuxカーネル開発者としてバグ報告やレビューを行いつつ、セキュリティキャンプ講師やCTF(*)出題などの育成活動にも取り組んでいる。

日本OSS奨励賞

ソリューション事業部 OSSソリューションBU 吉川 拓哉

受賞内容(日本OSS推進フォーラムの発表内容より)

2012年、Linuxカーネルの開発者として、仮想化機能KVMにおけるメモリ管理の最適化やスケーラビリティ向上など、カーネルの主要な部分における多岐にわたる開発課題について、精力的に貢献を行った。


(*)CTF:
Capture the flag: セキュリティの祭典DEFCONで行われている、セキュリティ攻略の競技。ゲーム仕立てで攻撃対象のソフトウエア、サーバ等をセキュリティの知識、技術を駆使して乗っ取り、中に入っている解答を見つけるというもの。競技者同士が妨害する(セキュリティ防御技術につながる)ために、参加者は高度な防御と攻撃のスキルを必要とする。セキュリティ専門家の養成につながることから、コンテストなどが様々行われている。日本では、セキュリティコンテスト「SECCON CTF」が行われている。http://www.intellilink.co.jp/all/topics/2013/02/21/contest.html

当社社員のこれまでの「日本OSS貢献者賞・日本OSS奨励賞」受賞実績