NTTデータグループ向け基幹系社内情報システムの運用管理サーバーと して「Nutanix」の導入を技術支援

お知らせ - 2016.04.07

NTTデータ先端技術株式会社(以下:NTTデータ先端技術)は、NTTデータグループ向け基幹系社内情報システムの運用管理サーバー(作業者が利用する仮想デスクトップ環境含む)として、株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)に対して、ニュータニックス・ジャパン合同会社(以下:ニュータニックス社)の「Nutanix(ニュータニックス) NX-6060シリーズ」の導入技術支援をおこない、2015年3月より実環境にて順次活用を開始、2016年4月に安定的な稼動を確認することができました。

導入の目的について

NTTデータでは、NTTデータグループ向け基幹系社内情報システムの保守運用をニアショアやオフショア拠点から行うための仮想デスクトップ環境等の運用管理サーバーの老朽化にともない、以下の要件を実現するためにサーバー更改を計画していました。

  • OSアップデート等における操作の自動化が可能であること
  • サーバー構築が容易なこと
  • 保守運用が容易であり、作業の効率化と省力化を実現できること
  • コストダウンが大幅に実現できること
  • ストレージのディスク分散と半導体による高速化に関して、技術面における先進性があること

導入の実施について

NTTデータからの要件を受け、NTTデータ先端技術は、これらすべての要件を満たす製品として、SSD等を搭載した半導体を活用した超高速な集約型という特長に加えて、ディスク分散型のストレージを実現したハイパーコンバージド・インフラストラクチャー*1製品Nutanixを提案しました。そして、ニュータニックス社とともに構築および導入後のサポートを行い、当初の計画どおりにスムーズなサーバー更改を実現しました。

Nutanix導入によるメリット

今回Nutanixを導入にしたことより、以下の効果が認められました。

1. ラック利用のコスト削減
従来75ユニット使用していたラックを15ユニットまで削減し、ラックスペースの80%削減およびデータセンターのコスト削減も実現しました。
2. サーバー集約による管理負担の削減
従来サーバー35台とストレージ6台を個々に管理していましたが、今回併せて導入した統合管理ツール『Nutanix Prism』*2で一元管理できるようになりサーバー管理者の負担が軽減しました。
3. サービス品質の向上
仮想デスクトップ環境のOSアップデートのために、今まで行ってきた煩雑な調整の必要がなくなりました。ディスクI/Oの性能も5倍にまで向上し、文書作成ソフトや表計算ソフトのアプリケーションの表示レスポンスは1.5から2倍に向上しました。

今後について

NTTデータ先端技術では、今回のNutanixの導入で得られたノウハウをもとに、システムへのNutanix導入・構築の提案を一層進めお客さまの事業に最大限貢献できるように進めていく予定です。

参考

  • *1:ハイパーコンバージド・インフラストラクチャーとは、サーバーとストレージを1つの装置に集約したシンプルを極めた仮想化基盤のことです。
  • *2:Nutanix Prismは、Nutanixのサーバー製品を統合管理するソリューションです。
  • *Nutanixは、米国およびその他の国におけるNutanix, Inc.の登録商標です。
  • *その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

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