サービス概要

IBM Cloud Object Storage(略称 ICOS)は情報分散技術を活用して開発された高可用性、コスト低減可能なソリューションです。日々肥大化するビッグデータストレージの問題を解決します。

製品の特長

柔軟なシステム構成
分散ストレージのサーバーを適宜配置することによりペタバイトを超えたレベルまで対応可能なソリューションです。
低価格な大容量ストレージソリューションの実現
分散技術を利用したシステムであるために、従来のRAIDおよびレプリケーションと比較すると大幅なコスト低減が可能。
高信頼性・高可用性
情報分散技術の導入によりデータを分散しながら高信頼性・高可用性を実現。分散拠点の一部が自然災害などで使用できない場合でもデータ損失はありません。
機密性の担保
スライスされたデータは暗号化され格納されるため、外部からの盗聴に対して機密性を担保。重要な情報が漏洩することを防止。

情報分散アルゴリズムによる分散ストレージの仕組み

情報分散アルゴリズムによる分散ストレージの仕組み

利用想定/事例紹介

利用想定
デジタルアーカイブ(映像、画像、3Dデータ)・・・図書館、放送局、画像配信
広域分散ストレージ(テロ、自然災害、米国パトリオット法での押収リスク対策)
地図情報(地図、衛星情報、センシングデータ)
医療情報(診断画像、医療モニタリングデータ)
米国での導入事例
Shutterfly(写真共有クラウド)…総量110PB、4万アップロード/分
GeoEye(地図情報)…総量7PB超、1TB超/日をアーカイブ

関連情報

IBM Cloud Object Storage(旧称 Cleversafe)