Oracleライセンス購入ガイド - ライセンスのカウント方法
マルチコアCPU利用時のライセンスカウント
- ライセンスが必要なプロセッサー数をカウントする場合、稼動する全ての「物理的」なプロセッサーをカウントします。
- ただし、Oracle Database Enterprise Editionにおいて、ひとつのチップ上に複数のコアをもつ「マルチコア・プロセッサー」が搭載されているハードウェアでご利用頂く場合には、総コア数に係数を乗じた数(小数点以下端数切り上げ)が必要ライセンス数となります。
- Oracle Database Standard Edition 2の場合には、マルチコア・プロセッサーであっても実搭載プロセッサー数が必要ライセンス数となります。
- 下表は代表的なCPUとその適用係数となります。
マルチコア・プロセッサー種類※1 | 適用係数※1 |
---|---|
SPARC T5 processor | 0.5 |
Intel Xeon Processor | 0.5 |
POWER 8 | 1.0 |
※1 上記は記載時点の情報であり、各社が提供しているCPUの一例となります。同じメーカー様でもシリーズ等による 適用係数の違いがありますので、詳細は日本オラクルのホームページより「Oracle Processor Core Factor Table」をご参照ください
マルチコアプロセッサー利用時のDBEE必要ライセンス例
例1:コアの適用係数 0.5 のマルチコア・プロセッサー
例:Intel Xeon系マルチコアチップ 4ソケット、クアッドコア搭載の場合
必要ライセンス数:
4ソケット x 4コア x 0.5 = 8 Processor
※最少ユーザー数は 25NUP x 8 = 200NUP (EE)
例2:コアの適用係数 1.0 のマルチコア・プロセッサー
例:IBM Power8 2ソケット、8コア搭載の場合
必要ライセンス数:
2ソケット x 8コア x 1.0 = 16 Processor
※最少ユーザー数は 25NUP x 16 = 400NUP (EE)
例3:Real Application Clusters (RAC)構成の場合
RACを用いたクラスタシステム構成の場合、複数台のコンピューターで構成されるシステム全体をひとつのコンピューターと見なします。
例:RAC構成の場合
必要ライセンス数:
コアの適用係数 0.5の場合
トータル 24コア x 0.5 = 12 Processor
※最少ユーザー数は 25NUP x 12 = 300NUP (EE)