分離・無害化テクノロジーにより標的型攻撃を予防

多層防御という概念に基づき、多くのセキュリティ対策製品を導入する企業が増えている昨今、精度の低い検知情報を減らし、より重要な検知情報への対処に注力することが求められています。
Web分離・無害化ソリューション「Menlo Security」は従来の検知型セキュリティ製品と異なり、Web上のコンテンツを分離された環境で実行・無害化し、クライアントに返します。これにより、他のデバイスから発生する大量の検知情報を減らすことができ、標的型攻撃の予防策として有効です。

検知型セキュリティ対策製品の課題

Menlo Securityの概要

Menlo Securityは新しいタイプのセキュリティ製品です。「無害化」あるいは「ネットワーク分離」と呼ばれるカテゴリーの標的型攻撃対策製品になります。Menlo Securityが特許を取得したレンダリング技術「ACR(Adaptive Clientless Rendering)」により、Webコンテンツ閲覧時に発生するマルウェア感染の脅威を排除します。

オフィス環境から分離されたクラウド上の基盤を利用して、Webコンテンツを実行し、安全なレンダリング（表示）情報だけをユーザー側のデバイスに送ります。

たとえ悪意のあるコンテンツが含まれていたとしても、Menlo securityを経由することで無害化するため、安全か危険かを判断（検知）する必要なく、セキュアなWebアクセスを実現することができます。

Menlo Securityの特長

標的型攻撃を予防する

Menlo Securityは標的型攻撃の一連の対策「予防」「ブロック」「検知」「フォレンジック」のうち「予防」にあたる製品です。^※
従来型の多くのセキュリティ対策製品では、脅威情報を解析し、検知情報として提供します。このため情報セキュリティ管理者は、検知情報の分析を行い、対策を考えていく必要がありました。
一方、MenloはWeb通信を無害化するため、情報セキュリティ管理者は検知情報の分析や、誤検知・過検知の切り分け、対策の優先順位づけなどに多大な労力を費やす必要がありません。
※ Menlo Securityは標的型攻撃における攻撃者の一連の行動を示した「サイバーキルチェーン」において、入口対策の「配送」階層での対策で「予防」に位置づけられます。
http://www.macnica.net/solution/security_apt.html/
（マクニカネットワークス社：標的型攻撃対策）

導入が極めて容易である

Menlo Securityはクラウド上の基盤を利用したSaaS提供であることを活かし、導入が極めて容易な製品になっています。プロキシサーバーとしてMenlo Securityを指定するだけで導入作業は完了します。^※
※ 暗号化されたWebサイトをMenlo経由にするためには、SSL証明書をプロキシにインストールする必要がございます。

クライアントへの設定・サーバーやソフトウェアの導入が不要

Menlo Securityはクライアントへの設定が不要です。また、オフィス環境に個別のサーバーやソフトウェアを導入する必要もありません。プロキシサーバーとしてMenlo Securityを指定すれば設定は完了します。

さまざまな環境に対応している

Menlo Securityはさまざまな環境に対応しています。クライアントに個別の設定が不要な製品であることからOS、ブラウザ、デバイスを問わず利用することが可能な製品です。

仮想化製品との比較

オフィス環境を分離して安全にする製品として、仮想ブラウザ、仮想デスクトップ（VDI）などの仮想化製品があります。Menlo Securityは仮想化製品と比較してトータルコストが相対的に低くなること、通常のインターネット接続と変わらない使い勝手の良さが担保されること、また、管理者の運用負担が少ないことが優れています。

Menlo Security導入の流れ

Menlo SecurityはSaaS提供であるため、以下の通りスムーズな導入を行うことが可能です。本番環境のご利用までに最短で1カ月程度の期間があれば導入可能です。

• ※ Menlo Securityは、Menlo Security社の登録商標です。
• ※ その他、記載されている会社名、製品名、サービス名等は、各社の商標です。