ZiDOMA data
概要
モバイルやソーシャル、ビッグデータ、クラウドという第3のプラットフォームの台頭により、企業や組織で蓄積されるデータ量が大幅に増大しております。
しかし、蓄積されたデータの内70%※がコールドデータであると言われています。
ZiDOMA dataは、ブラックボックスになっているファイルサーバー内を分析し、データを簡単に移行させることができるソリューションです。
※コールドデータ:1年以上アクセスされていないデータ
ソリューションの特長
ZiDOMA dataを使用することで、ファイルサーバーにおけるお悩みを解決可能です。
有限であるリソースを多彩な分析により、使用状況の可視化を可能とし、容量圧縮や本当に必要なデータのみを残すなど、適切な運用が出来るようになります。
分析に加え、移行機能もあるため、分析した結果を元に、不要なファイルをお客さまごとの適切なストレージ上に再配置することもできます。
「多彩な分析機能 + 直感的に操作できる移行機能」を組み合わせて、ファイルサーバーにおけるお悩みを解決いたします。
機能概要
1. 多様な分析項目の提供
いままでのファイルサーバーの整理では、個人の裁量でどのファイルが不要であるかを判断し、削除、移動する運用を行っていることが多いのではないでしょうか。
ZiDOMA dataでは、多様な分析項目により、不要なファイルや移動可能なファイルを分析し、手間とコストをかけずにファイルサーバーの可視化が可能です。
提供分析項目
- 使用率
- 作成日時
- 更新日時
- アクセス日時
- 所有者
- 拡張子
- サイズ
- 最新の作成日時
2. 多くの移行先の選択
ZiDOMA dataでは、NASストレージのみならず、オブジェクトストレージやクラウドストレージへの移行をサポートしております。
プライマリのストレージから廉価なセカンダリストレージやオブジェクトストレージへ、データを自動的に移行することで、コスト・手間をかけずに日々増え続けるデータの管理を実現します。
またオブジェクトストレージからNASストレージへの移行もサポートしておりますので組み合わせによって、データ階層化やそれぞれのストレージの良さを生かした、ハイブリッド環境を提案可能とします。
3. フォルダ構造や権限をそのまま移行可能
データを移行したとしても、移行先サーバーで設定する作業も管理者にとって多くの負荷がかかります。
ZiDOMA dataでは、フォルダ構造や権限をそのままコピー、移動、リンクが可能です。
移行先サーバーでの作業を減らして作業負荷、移行時間をより短縮することが可能となります。
4. 設定による自動化
ZiDOMA dataでは、分析、移行共に設定による自動化が可能です。
1度設定を行えば、自動的に分析および移行を行ってくれるため、管理者の負担が減ります。
また設定は随時変更可能ですので、各担当ごとに柔軟に対応することが可能です。
ユースケース
1. 分析・データ移行でファイルサーバー肥大化の回避
- ZiDOMA dataを利用して、プライマリのストレージから廉価なセカンダリストレージやオブジェクトZiDOMA dataを利用して、プライマリのストレージから廉価なセカンダリストレージやオブジェクトストレージへ、データを自動的に移行することで、コスト・手間をかけずに日々増え続けるデータの管理を実現します。
- データのコピー・移動機能を利用し、バックアップや退避にも活用いただけます。
- 退避したファイルはリンクファイルを経由し、ユーザー自身で取得することが可能です。
2. ファイルサーバー容量不足への柔軟な対応
適切なサイジングが可能
ZiDOMA dataを利用し、既存環境を分析することにより、アクセス頻度の低いコールドデータは安価な他のファイルサーバー(NASサーバー)やAmazon S3に移動させ、本当に必要なデータのみメインのファイルサーバーに格納することでディスク容量を増加させ続ける必要がなくなり大幅なコスト削減へとつながります。
計画が可能
ZiDOMA dataなら、事前にファイルサーバーのディスク容量の枯渇を予測することができ、予算確保、システムインテグレーターへの提案依頼、ユーザーが利用する可能性の低い時期での作業なのリスク回避を考慮した計画が立案できます。
また、ZiDOMA dataの分析を定期的に実行することによりディスク使用量の増加傾向分析が可能になるので「このまま利用を続けるとあとXX年でディスク容量が枯渇してしまう」「枯渇する1年前には予算申請をしておこう」「他部門への依頼は早い時期に実施しておこう」などの計画を立てることができます。
工数削減
ファイルサーバー全体の使用量グラフ、公開ディレクトリごとの使用量グラフ、ファイルの所有者、ファイルの最終アクセス日などの多彩な分析により、ファイルサーバーの見える化をワンタッチで行うことが可能となるため、レポート作成までの労力を格段に減らし、情報システム部員の管理工数削減にも貢献できます。
3. 災害対策
基幹系システムの二重化対策、無停止化は年々進められてきています。
では、ファイルサーバーの災害対策はどうでしょうか。日々データが増加し続けるファイルサーバーにも災害対策は必要です。
ZiDOMA dataでは、ファイルサーバーを分析することで、複製をしなければならない重要なデータを分類することが可能となり、分類したデータをZiDOMA dataのコピー機能で遠隔地のファイルサーバーに複製する事が可能です。
更に、ZiDOMA dataでは、ストレージメーカーに依存しないDR機能の提供が可能となります。
4. 大量データの移行
新しいストレージの導入時、データ移行を簡単に実施したい場合やデータ移行は人の手を介さず、自動で行いたい場合等はZiDOMA dataが最適です。
古いストレージから、必要なデータだけを簡単に新規ストレージへ移行する事が可能です。
5. 分析機能を用いた活用
週次報告、月次報告等、報告が必要なタイミングで分析タスクをスケジュール実行することができ各部門で誰がどのくらい使用しているのか把握することができます。
また、それにより社内で部門ごとの利用容量の算出を行い、ファイルサーバーの利用量に応じた部門ごとの課金を行うことが可能となります。
さらに自社でストレージ分析サービスを実施したいやエンドユーザ様環境の現状分析を行い、適切なストレージ提案を行いたいなどによる営業ツールとしての活用も可能です。
提供形態
製品体系
ライセンス体系
通常ライセンス | 永続ライセンス販売 |
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サブスクリプションライセンス | 年間使用権販売(1年毎更新) |
データ移行プロジェクトライセンス | 1プロジェクト(6カ月間限定) |
※1 ライセンスあたり、物理・仮想を問わずZiDOMA data が動作対象とするサーバー1台(2CPUまで)を利用の範囲としたサーバーライセンスとなります。