生成AIを用いてアプリケーション開発プロセスを変革しよう(1) GitHub Copilot操作概要編

Microsoft

2024.04.24

     

はじめに

AIの進化は非常にめざましく、大手IT企業のカンファレンスでも、AIの話題が中心になってきています。我々のビジネスにおいても、AIの活用が重要になってくることは間違いありません。

ここでAIの活用とは、どのようなことでしょうか?いくつもの活用の方向性があります。アプリケーションにAIを組み込む・プログラムコードの作成をAIが支援する・プログラムの品質をAIが検証する・進捗や課題管理をAIが支援する……。
今回は活用の方向として、アプリケーション開発に活用することを考えます。先の例の中では、プログラムコードの作成が該当します。

GitHub Copilot + Visual Studio Code

GitHub Copilot の概要(参照:https://docs.github.com/ja/copilot/getting-started-with-github-copilot)

GitHub Copilotでは、プログラムのコーディング時にAIがコードの候補を提示してくれます。
多彩なエディタやIDEで活用できます。
コードエディタとして人気のある Visual Studio Codeでも利用できます。
※ 本コラムでは、コーディング時のコード候補の提示だけではない、GitHub Copilotの利用方法を扱います。

Visual Studio Code の概要(参照:https://code.visualstudio.com)

非常に人気のあるオープンソースのコードエディタです。
拡張機能で多彩な言語やサービスに対応します。
GitHub Copilotにも拡張機能があり、対応しています。

本コラムでは、これらGitHub CopilotとVisual Studio Codeを組み合わせた利用方法を検証します。

1. 目的

AI の活用

ソフトウェア開発の開発生産性、品質向上のためのAI活用ノウハウを蓄積します。
今回は、GitHub Copilotの操作概要を確認します。

2. Visual Studio Code拡張機能

GitHub CopilotをVisual Studio Codeで利用できるようにする

Visual Studio Codeは、拡張機能で多彩なサービスに対応します。GitHub Copilotも、その1つです。
Visual Studio CodeでGitHub Copilotを利用するには、拡張機能をインストールします。

GitHub Copilotの有効化/無効化

通常は常に有効化で良いですが、今回は検証のため有効状態/無効状態のそれぞれでのVisual Studio Codeの挙動を確認します。有効化/無効化の設定は、大きく2つの場所があるようです。
今回は、拡張機能そのものの有効化/無効化を行って挙動を確認します。

[不採用]コード提示の有効化/無効化

[採用]拡張機能の有効化/無効化

3. Copilotの3つの操作方法

Copilot 拡張機能でCopilotを利用するには大きく3つの操作方法がある

コードの候補を提示してもらう

拡張機能を有効にし、コードエディタでプログラムコードを書き出すと、その先で書きたいであろうコードを予測し提示してくれます。

コードエディタ上のコンテキストメニュー(マウス右クリックメニュー)から

コード分析、コードの提示、コメント生成、自動テスト生成といった定型の支援をメニューから指示できます。

チャットから

チャットから自然言語で支援を指示できます。

コードエディタ上のコンテキストメニュー

Explain This

コードの選択部分の仕様を解説してくれます(英語で)。

「日本語でお願いします」とチャットで追加でお願いすると、日本語で解説をしてくれます👍。

Fix This

選択部分のコードの意図を予測し、書き換えを提示してくれます。

ただし注意点として、Copilotは、よくあるコードを提示するだけのようです。もともと望ましいコードだったものに、よく見られるが微妙なコードを提示することがあります。

Generate Docs

コードのコメントを書いてくれます(英語で)。「日本語でお願いします」 と追加すると、日本語で書いてくれます。

ただし注意点として、Copilotは、正確にプログラムコードを認識はしていないようです。次のコードは、実際には入れ替えられませんが、入れ替えと書いています。

Generate Tests

コードの選択部分の自動テストコードを生成してくれます。
ただし注意点として、メソッド名などからよくある仕様でテストコードを作るようです。次のテストコードはNGになります。ただし、これは悪いことではありません。
テストコードは多くの場合、今動いているコードを正解とするものではなく、あるべき動作を正解とすると考えられます。
つまり、次の例はあまり良いものではなく、そもそもの現在のコードに問題があります。

チャットから

プログラムコードの評価・改善

自然言語で支援を依頼できます。コードに関わることであれば、意外なほど広範囲の支援に応えてくれます。

プログラミング言語の解説

扱っているプログラミング言語に不慣れな場合でも、言語仕様を解説してもらえます。

プログラムが読めない場合も

プログラムコードが完全に読めない場合でも、書かれていることを日本語で解説してくれます。

4. Copilot に設計書を書いてもらう

プログラムの解説ができるのであれば

Copilotは、前述の「チャットから」で確認したレベルでプログラムを認識、解析できるということがわかりました。
ここまでできるとわかると、我々も欲が出てくるものです。

「設計書も書いてくれるのでは……?」

書いてくれるとうれしいですよね。やってみました。

チャットから

AIに作成してもらった設計書

5. 今後の予定

設計書の生成

今回行った設計書の作成については、追加検証を進めます。

6. 追加情報

Proxyの影響で拡張機能をインストールできない・GitHubにサインインできない

Visual Studio CodeでGitHub Copilotを利用するには、GitHub Copilotの使用権のあるGitHubアカウントでVisual Studio Codeにサインインをする必要があります。しかし、Proxyの影響でサインインができない場合があります。

Proxyの設定を行う

settings.jsonファイルに記述を追加します(ファイルが存在しない場合は、作成します)。
⇒ C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Code\User\settings.json (※ Windowsの場合)

設定例

 {
     "http.proxy": "http://user:password@example.com:8080"
 }

GitHubへのサインインができた様子

GitHubへのサインインができた場合は、次のようにアカウント名が表示されます。

  • 文中の商品名、会社名、団体名は、一般に各社の商標または登録商標です。

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