チュートリアル:Oracle Data Visualization Desktop ( Oracle Analytics Desktop )でデータを可視化してみよう ~ Excelファイル編 ~
基盤ソリューション事業本部 オラクル事業部
H. K
はじめに
ついに日本国内に2つ目のリージョンが大阪に開設されました!
下記は Oracle Cloud に関するリリースノートですが、どうやら 2020/1/24 にはリリースされていたようです。
https://docs.cloud.oracle.com/en-us/iaas/releasenotes/changes/b792b6a2-b78f-463e-9af9-5494960c302d/
東京リージョンと同様に可用性ドメインは 1 つですが、日本国内で DR を構成できるようになったことでより一層安心して利用することができそうですね。
機会があれば、東京リージョンと大阪リージョン間を連携させた構成についてご紹介したいと思います。
さて、今回は Oracle Data Visualization Desktop(DVD) を使って Excel ファイルのデータを可視化する手順についてご紹介したいと思います。
DVDは Oracle Analytics Desktop と表示されるケースもあります。
マニュアルでは、DVDではなく、Oracle Analytics Desktop の名称が用いられています。
DVD の利用については、過去の記事を併せてご参照ください。 http://www.intellilink.co.jp/column/oracle-autonomous/2019/080900
サンプルデータには、スーパーマーケットのデータを使用します。
出典:統計・データでみるスーパーマーケット(http://www.j-sosm.jp/dl/index.html)
ファイルデータの可視化
事前準備 - 1. DVDのダウンロード
1. まず、DVDをダウンロードします。
https://www.oracle.com/middleware/technologies/oracle-data-visualization-desktop.html
から「Download」をクリックします。
Oracleプロファイルへのサインイン を求められますので、適宜ログインしてください。
Oracleプロファイルをお持ちでない場合はページ下部の「プロファイルの作成」をクリックし、プロファイルを作成してから先に進んでください。
2. 次に、Platformsの欄でOSを選択します。ここでは「Microsoft Windows x64(64-bit)」にチェックを付けます。
3. 「Download」ボタンをクリックします。
事前準備 - 2.DVDのインストール
1. ダウンロードしたファイル「DVDesktop-12.2.5.4.0.exe」をダブルクリックします。
2. インストール先を確認して「Install」をクリックします。
3. インストールが完了したら「Finish」をクリックします。
事前準備 - 3.サンプルデータの準備
1. 今回はスーパーマーケットの販売データを使用します。
[統計・データでみるスーパーマーケット]
http://www.j-sosm.jp/dl/index.html
から、
・食品スーパーマーケット月別動向(販売統計調査・経営動向調査・景況感調査)
・単月時系列データ 2010年4月~2019年11月
のデータ(hanbai_month.xlsx)をダウンロードします。
2. そのままではデータが適切に読み込まれないため、複数行にわたっている列を1行に変更します。
また、参照したい列以外を必要に応じて削除し、適宜名前(ここでは hanbai_month_2.xlsx )を付けて保存します。
変更前
変更後
4. DVDでのデータ取り込み
1. DVDを起動し、右上の「作成」ボタンをクリックします。
2. 「プロジェクト」アイコンをクリックします。
3. 「データセットの作成」が表示されるので、取り込みたいファイル「hanbai_month_2.xlsx」をドラッグアンドドロップします。
4. ファイルがDVDに取り込まれますので、「追加」ボタンをクリックします。
5. このままでは、まだ実績年月が日付型として取り込まれていないため、「実績年月」を選択してデータ型を「テキスト」に変更します。
6. 「実績年月」横のハンバーガーバーをクリックし「日付に変換」を選択します。
7. ソース・フォーマットに「201701」を選択します。
8. 画面右上の「ビジュアル化」ボタンをクリックします。
9. 「実績年月」を選択し、処理形式を「メジャー」から「属性」に変更します。
10. 「実績年月」「青果」「水産」「畜産」「惣菜」を右側のフィールドにドラッグアンドドロップします。
11. グラフのタイプを「ピボット」から「積上げ棒グラフ」に変更します。
簡単に表形式のデータをグラフ化できました。
12. グラフのタイプを「積上げ棒グラフ」から「面グラフ」に変更します。
簡単にグラフのタイプを変更できました。
13. 最後にプロジェクトを保存します。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ご覧のように、DVDを使うと簡単にCSV形式やExcel形式のデータを可視化することができますので、是非ご活用ください。
今回はExcel形式のデータを取り込みましたが、DVDでは、データベース等の他のデータソースに対しても分析をかけることが可能です。
詳細は以下のブログをご参照ください。
チュートリアル: データの可視化を始めてみよう ~ADWC準備編~ http://www.intellilink.co.jp/column/oracle-autonomous/2019/082000
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