「INTELLILINK クラウドリフトコンサルティングサービス for OCI※1」は、現在Oracle Database を使用している、次期システムでクラウド利用を検討しているお客様にクラウドの導入や移行を熟知した当社の技術者が、お客様システムのクラウド化の実施可否を判断するまでの意志決定をご支援します。
このような課題をお持ちなら INTELLILINK クラウドリフトコンサルティングサービス for OCI をご利用ください。
※1 OCIはOracle Cloud Infrastructureの略称です。
INTELLILINK クラウドリフト コンサルティングサービス for OCI とは
- お客様の現行システムをクラウドに移行する計画・準備をご支援するサービスです。
- コンサルテーションを通して、OCI への移行実現性を実際の事例や机上評価の確認ができます。
- 必要に応じてPoCを行うことで、移行プロジェクトの実現可能性を高める支援を行います。
- OCI への移行決定後の導入フェーズでもご支援が可能です。
お客様のベネフィット
- クラウドリフトの事例や現行システムの特性を理解したうえで、お客様自身が最適な移行環境を選別する契機になります。
- 現行システムの移行実現性を評価し、クラウド移行の課題やロードマップを可視化することができます。
- OCI 移行における課題やリスクに対するソリューションを確認することで、移行実現性を判断しプロジェクトの実施可否を決定することができます。
サービスの内容
お客様の現行システムを共同で評価、クラウド移行の課題抽出やロードマップの可視化し、フィージビリティスタディ支援を通して、お客様がクラウド化実行フェーズの実施可否を判断するまでの意志決定を支援します。
ヒアリング・検討プロセス
現行システムに関するヒアリング
現行システムの課題認識、クラウド要件と方針の認識合わせのために、現行システムの課題や移行の要件、現行システムのハードウェア・ソフトウェア情報、現行システムの構成図をヒアリング資料に記載いただきます。お客様が既に作成している当該資料で条件を満たしているものがあれば、それを提供していただきます。
クラウドアーキテクチャー方針検討
現行システムのヒアリングが完了後に実施するワークショップで、現行システムの課題認識、クラウド要件と方針の認識合わせ、次期システムのネットワーク構成やアーキテクチャー案に係る資料を作成し、これらを基にお客様とディスカッションして合意します。
- 現状把握
- 課題の抽出(クラウド化における重要ポイント)
- クラウド化方針検討
- OCIとのネットワーク接続方式検討
- 想定スケジュールの確認
- 分科会の開催(必要に応じて開催)
実現性評価プロセス
フィージビリティ評価
下記項目について移行実現性を机上で評価した結果を記載した作成物を基にお客様に説明します。
- アーキテクチャー
- ネットワーク構成
- OS、ミドルウェアのOCIサポート状況
- 非機能要件
- 概算費用/前提条件
- クラウド化における重要ポイントの評価
- 今後の検討事項
今後の検討項目の整理と合意プロセス
今後の検討項目の整理と合意
移行実現性の机上評価から弊社内で合意した今後の支援内容のご紹介を行い、お客様の移行プロジェクトにおける作業内容を具体的に記載した作成物を基にお客様に説明します。また本サービスはこのワークショップで終了とます。
移行に向けたタスクと支援内容
お客様のプロジェクトにおけるフェーズに合わせて具体的なタスクと弊社の支援内容(弊社サービス)を記載します。
今後のアクション
対象項目 | 記載内容 |
---|---|
OCIアーキテクチャー | アーキテクチャーで整理した検討事項を記載する |
ネットワーク構成 | ネットワーク構成で整理した検討事項を記載する |
フィージビリティスタディ対象外 | 対象外の項目の内、今後検討が必要なものを記載する |
PoC | PoC実施の有無や検証内容を記載する |
スケジュール | 上記4点の検討を開始する目途感などを記載する |
プロジェクト体制 | お客様側の移行プロジェクト体制や移行後の運用体制について、検討事項を記載する |
運用体制 |
実機検証(PoC)事前検討項目(PoCの実施が必要になる場合)
対象項目 | 記載内容 |
---|---|
移行対象の整理 | PoCの対象となる移行対象システム(一部、全体など) |
概算費用 | PoCで必要となるクラウド利用料、環境構築費用 |
体制案 | PoCの開始までと開始後のタスクについて担当者案を記載 |
スケジュール | PoCの開始までと開始後のスケジュールについて可能な限り詳細に記載 |
サービスのアウトプット
サービスプロセス | アウトプット | 説明 |
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ヒアリング・検討プロセス | ヒアリングシート | クラウド化の目的や背景を把握し、解消したい現行システムの問題や課題に優先度をつけるための情報を整理します。 |
システム構成図 | クラウドリフトのポイントを整理するために、ヒアリングした内容を基に現行システムを取り巻く状況を正しく記載・表現し把握します。 | |
移行対象システムサーバー一覧 | クラウドリフトのポイントを整理するために、移行対象環境の構成要素を正しく把握します。 | |
クラウドアーキテクチャー図 | アーキテクチャーに関する現時点の想定と今後の検討事項を提示します。 | |
実現性評価プロセス | 移行実現性評価(構成チェック) | 選択したクラウドアーキテクチャー、ネットワーク構成、使用するOS/MWのサポート状況、非機能要件を評価し、クラウド移行の要件、主要課題、個別課題の達成可否を評価します。 |
OCI概算費用 | アーキテクチャー図で示した構成に対する概算費用、前提条件を提示します。 | |
PoC事前検証項目 | PoCを実施するにあたり、事前に検討すべき項目について提示します。項目の内容は検証の目的に則して決定します。 【検討項目の例】
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移行に向けたタスク一覧 | フィージビリティスタディの結果から、今後お客様にて推進する必要があると考えられるタスクについて整理します。 | |
実機検証(PoC)支援プロセス | QA対応 | PoC実施中にお客様から頂いた質問とその回答について管理します。 |
フィージビリティスタディ支援全体プロセス
フィージビリティスタディ支援全体のプロセスは以下になります。
ワークショップは全4回になり、1と2で1回、3、5、6で各1回になります。
4の分科会については必要に応じて開催します。
1回のワークショップは2時間を想定しています。ご都合により分割することも可能です。
サービスのスケジュールイメージ
分科会がない場合で、1~1.5か月で完遂することを目指します。
お客様への価値
本サービス提供により、お客様に以下の価値を提供します。
- 現行システムに関する課題を解決に向けた契機になります。
- クラウド移行に必要な課題を浮き彫りにします。
- クラウド移行に精通したオラクルの専任エンジニアが移行の支援をします。
- OCIのノウハウがないお客様でも環境を迅速に構築し、利用することができます。
- クラウド環境の準備に伴うお客様の初期費用や時間を抑えることができます。
NTTデータ先端技術の強み
トラブル時の問題対応力
- 10年以上のオラクル製品の取り扱い実績
- 重大トラブル時の対応について高い評価
- 米国オラクルとの強固なアライアンスによる早期解決
「信頼」のシステム運用アウトソース
- 提供品質の部門で、オラクル社Award受賞歴を持つサポートセンター
- OCI認定資格取得者数 No.1 「Oracle Certification Award 2022」を受賞 2年連続での受賞
Anytime Support
- Oracle 製品ライフサイクル、クラウドの特性を意識した提案活動と支援内容
- クラウド移行後の新しいシステム構築から、新システムの運用も支援可能
当社はオラクルが提供するエンタープライズ向けクラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」におけるCloud Solutions Provider認定(CSP)を取得しました。CSPは、OCIでオラクル製品およびサービスをお客様のニーズに応じて柔軟に導入・構築・実行・管理するためのスキルと専門知識を持ち合わせているパートナーを認定するオラクル社のプログラムです。OCIに関連する各種サービスを安心してお使いいただけます。