Lenovo Storage DX8200C(Cloudian HyperStore)
オブジェクトストレージには、画像や映像などのメディア、アクティブアーカイブ、オフィスで作成/共有される各種ファイル、IoTによるセンサデータやログなどの非構造化データを格納する目的に適しています。
概要
Amazon AWS S3完全準拠のオブジェクトストレージソフトウェア「Cloudian」とコモディティ化されたx86プラットフォームを組み合わせたオンプレミス型のオブジェクトストレージです。
リッチメディアに対する人気の高まり、モバイルデバイスの急増、コンテンツのデジタル化に伴い、ITが扱う「非構造化データ」の量は指数的に増加しています。この成長速度は緩まることはなく、むしろ加速しています。物理的なハードウェア間にコンテンツを複製することにより、ハードウェアやサイト障害の際に、サービスの継続的な提供を自動的かつシームレスに行えます。Cloudian HyperStoreソフトウェアは、ITやエンドユーザー自身がプロビジョニングを行えることで、ストレージのプロビジョニングをシンプルにします。そして、IT部門は、Cloudian HyperStoreを使えば、アプリケーションやエンドユーザーからの要求に応じて、簡単に拡張や縮退できる非常に弾力的なストレージ基盤が構築できます。もはや高価な専用ハードウェアの購入、LUN、ボリューム管理、時間を浪費するデータ移行、バックアップなどに煩わされる必要はありません。Cloudian HyperStoreは、IT投資と非構造化データを管理するコストを飛躍的に削減できます。
当社は、レノボ・ジャパン株式会社のサーバー、ストレージを使った、大規模システムや重要システム等の設計、構築を長年行っており、その技術力/ノウハウでLenovo Storage DX8200Cの設計/構築を提供いたします。
Lenovo Storage DX8200C(Cloudian HyperStore)
特長
「Lenovo Storage DX8200C」はクラウディアンが開発したSDS製品、「Coudian HyperStore」をレノボのサーバーに搭載したスケールアウト型オブジェクトストレージです。Amazon S3 完全準拠のAPIが導入され、最小3台からスタートし、数ペタバイト超級までスケールアウトすることが可能です。また、複数データセンターにデータを分散配備、Amazon S3などクラウドサービスへデータ自動階層化にも対応しています。
- ストレージ経費の劇的な削減
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短期間に導入可能
- 物理アプライアンスとして、Cloudian HyperStoreまでインストールされた状態で出荷
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ワンストップのサポート
- 物理アプライアンスなので、ハードウェアとソフトウェアをワンストップ調達
- ハードウェアとソフトウェアのサポート窓口の一本化 -
Amazon S3 API完全準拠
- S3用に開発された、さまざまなアプリケーションが活用可能
- Amazon S3 API に準拠しているため、現在、Amazon S3 を利用している Webサービス、アプリケーション、ツール、アプライアンスを活用することができます。 -
高可用性/高信頼性
- データの広域分散(マルチデータセンター機能)によるノード間自動レプリケーションによって高可用性/高信頼性を実現
主な機能
「Lenovo Storage DX8200C」は、クラウディアンが開発したSoftwareDefined Infrastructure製品「Cloudian HyperStore」をレノボのサーバーに搭載したスケールアウト型オブジェクトストレージです。クラウドストレージサービス「Amazon S3」のインターフェースと完全互換のプロトコルを利用し、数テラバイトのデータからペタバイト級のビッグデータをスケールアウトにより格納できます。
また遠隔地に保管されている重要なデータのバックアップや拠点間のディザスタリカバリーも構築可能となります。
また、データの暗号化により、セキュリティも担保することが可能となります。
- Amazon S3プロトコルを完全サポート
- 同一サイト内、サイト間における、筐体間のデータ複製機能
- 数百台のノードにスケールアウト可能
- データの暗号化が可能
- AWS S3及びGlacierと連携可能
- ユーザー・グループ管理機能、課金・統計・レポート機能
ユースケース
「ファイルサーバー」ソリューション(FOBAS CSC)
お客さまのプロファイル
- CIFSファイルサーバーを利用中
- 高速なSSDやFCディスク搭載ストレージを使用
- AD認証連携必須
- 複数拠点、遠隔拠点からもアクセス (※オプション構成)
導入契機
- ファイルサーバーの空き容量が枯渇している
- 現行ファイルサーバーの更改時期が間近
- ストレージの保守維持費を削減したい
推奨ソリューションの概要
- CLOUDIAN HyperStoreアプライアンスとFOBASクラウドストレージキャッシュ(CSC)の連携ソリューション
- FOBAS CSCが、CIFSプロトコルをS3 APIに変換
- Active Directory認証連携を設定可能
- FOBAS CSCにて、データキャッシュ、データ圧縮、重複排除、ウイルススキャン、ジャストインタイムスナップショットなどの多彩な機能を提供(データキャッシュにより、アクセス性能が大幅に向上)
- 容量制限に煩わされないストレージシステムを運用
- データ複製・分散配置による高信頼性と堅牢性
参考構成
「アーカイブ」ソリューション(ARI ZiDOMA data)
お客さまのプロファイル
- SAN/NASストレージを利用中
- 高速なSSDやFCディスク搭載ストレージを使用
- ユーザーのストレージ使用感を維持
- 現行ストレージの更改時期はまだ先
- 7~8割は長期間アクセスの無い非活性データ
導入契機
- SAN/NASストレージの空き容量が枯渇している
- 高速な現行ストレージを有効活用するため、空き容量を確保したい
- アーカイブ対象のストレージが複数存在する
- 格納されているデータの現状把握をしたい
推奨ソリューションの概要
- CLOUDIAN HyperStoreアプライアンスとARI ZiDOMA dataの連携ソリューション
- データ種別やアクセス頻度等に応じたアーカイブポリシーを設定、スケジュール実行
- 移行タスクの種類は「移動」、「コピー」および「リンク作成」を選択可能
- 移行元からオブジェクト形式でデータを移行
- 移行元ストレージに格納されているデータの現状把握のためのレポート機能
- 容量制限に煩わされないストレージシステムを運用
- データ複製・分散配置による高信頼性と堅牢性
参考構成
ビッグデータ分析/機械学習/深層学習のソリューション
お客さまのプロファイル
- R&D部門などが実験研究データを大量保管
- マーケティング部門等がビッグデータ分析を実施
- 開発部門がディープラーニングを使い開発
導入契機
- サイロ化、乱立するストレージ装置を統合したい
- 共通統合インフラを導入し、部門別管理したい
- ストレージ装置調達・設定の手間を省きたい
- クラウドストレージのようにAPIで操作したい
推奨ソリューションの概要
- CLOUDIAN HyperStoreアプライアンスを導入し、クラウドストレージサービスのように便利に使えるストレージシステムを社内で運用
- IT部門が、開発プロジェクト立ち上げの都度、物理ストレージ装置を調達、設置する手間を省く
- 開発者自身がAPIで操作することで、ディープラーニング等、大量データを使う開発準備工程を短縮
- Hadoop MapReduceやSparkといったビッグデータ分析ツールと直接データを読み書き
- 容量制限に煩わされないストレージシステムを運用
- データ複製・分散配置による高信頼性と堅牢性
参考構成
導入の流れ
設計 | 構築 | 運用 |
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機能要件/非機能要件を踏まえ、最適な構成を設計いたします。 | 設計内容を踏まえた、構築、単体試験、結合試験踏まえ、お客さまへの引渡し等を行います。 | お客さまが運用されている場合の、ヘルプデスクとしてお客さまの問い合わせを受け付けます。 |